世界最速のチャンピオンが資金難で世界選手権へ出場危機！

緊急クラウドファウンディングを3月4日(月)よりスタート

2024-03-01 09:30

株式会社コドルニス(所在地：兵庫県丹波市、代表取締役：近兼拓史)は、オートバイ世界チャンピオン近兼拓史(ちかかねたくし)を支援するクラウドファウンディングを2024年3月4日(月)よりスタートいたします。

FIM、AMA、50cc＋過給器、125cc＋過給器クラスで6つの世界最速記録を持つオートバイ世界チャンピオン近兼拓史(ちかかねたくし)が、資金難により今年8月24日よりアメリカで開催される世界選手権「ボンネビル・モーターサイクル・スピード・トライアルズ」(以下 BMST)への出場危機に陥っています。
近兼がライダー兼プロジェクトリーダーを務める「スーパー・ミニマム・チャレンジ・レーシングチーム」(以下 SMC)は、2019年に、オールジャパンの製造業30社が最新技術と素材を持ち寄り、NSX-51(50cc＋スーパーチャージャー)NSX-02(125cc＋ターボ)という2台のオリジナルマシンを制作。アメリカのBMSTに参戦し、2台合わせて6つの世界最速記録を打ち立てるという快挙を達成し世界を驚かせました。

2020年更なる記録更新を目指しマシンを改良し渡米準備を進めるも、世界的なコロナウイルスの蔓延により大会が開催中止。2021年は近兼、スタッフ共に渡米するも、世界的なコロナ禍での海運の混乱でマシンの到着が大会に間に合わず出場不能。2022年は世界的な異常気象により、本来乾季である開催地のボンネビルが大雨となりコースが冠水。大会開催中止となりました。

この間にSMCチームは新型マシンNSX-52とNSX-03を開発。カウリングはFRPからドライカーボンへ変更。フレームも新設計され、前後アームはアルミ合金化、ホイールはマグネシウムにと、2019年モデルに比べ15kg以上の軽量化が施され「走れさえすれば世界最速記録更新確実」と世界のモータースポーツファンから期待されていました。

満を持して迎えた2023年8月、スタッフ・マシン共に早々にアメリカ入りし大会開催を待っている最中、84年ぶりに南カリフォルニアに上陸したハリケーン・ヒラリーの影響で、大会は開催中止に。110年以上の伝統を持つBMSTの歴史の中で2年連続の中止は初めてのことでした。
走る場を失ったSMCは、その実力の一端を示すべく、11月に秋田県のサーキット、大潟村ソーラースポーツラインを3日間貸し切り5kmの特設直線コースを設置。NHKのカメラの前で、自身が記録した2019年の50cc＋過給器オートバイの世界最速記録を15km/h以上上回る快挙を成し遂げ、その実力が世界一であることを示しました。

しかし、2020年から2023年まで度重なるマシンをアメリカに運びながらの中止という不運により、SMCは数千万円の損害をこうむることになり、資金不足による渡米出場の危機に陥っています。
「ライバルに負けたことは一度もない。コロナウイルスと異常気象に負けたまま挑戦を終えたくない」という近兼の思いと、「世界最速の記録を持つチャンピオンを世界選手権に送り出したい」という周囲の願いで支援プロジェクトがスタートしました。
先ずは、クラウドファウンディングがレディフォーで、3月4日(月)18時～スタートいたします。
引き続き、企業スポンサー、個人サポータの募集も行っています。
メイド・イン・ジャパンの結晶とも言える世界最速のマシンを、ぜひ皆さんの応援でボンネビルの世界選手権に送り出していただきたいです。

NSX-52とNSX-03の実車を見てエンジン音を聞けるチャンス！
2024年3月9日(土)10日(日)に、三重県鈴鹿サーキットで開催される「2024 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」にSMCがブース出展。NSX-52とNSX-03の実車を展示し、NSX-52のエンジン始動デモンストレーションを行います。世界最小最速マシンを生で御覧いただける貴重なチャンスをお見逃しなく。