傷ついたことのあるすべての人へ。「赤ずきんちゃん」の物語があなたの心を癒してくれる──。ドイツ発・大人の絵本が待望の邦訳で登場

株式会社かんき出版(本社:千代田区 代表取締役社長:齊藤龍男)は、『だいじょうぶ、一緒にいるよ』(クラウディア・グリーマン/著 レジーナ・ルック-トゥーンペレ/イラスト シドラ房子/訳)を2024年3月21日より全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売いたします。
書誌情報:https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277307/

◆大人のための優しい絵本

ある日、赤ずきんちゃんは親友のキツネに美しい髪を引きちぎられてしまった──。
悲しみに打ちひしがれる赤ずきんちゃんを支えてくれたのはクマさん。そして物語の中の”仲間たち”だった。

傷ついたことのあるすべての人へ。
ドイツ発・大人のあなたに寄り添う物語。

つらいこと、心の傷があっても、かならず立ち上がれる。
あの「赤ずきんちゃん」があなたの心をいやしてくれる、大人のための優しい絵本が誕生しました。

◆「信頼」をテーマに作られた一冊

本書のテーマは、信頼すること。
挫折について。転んでもまた起き上がること。あきらめないこと。
災いが降りかかって心に傷を受け、苦しむこともあるということ。
不可解で忘れられないのに、心から閉め出してしまう災い。
ひとりでに去ってはくれないできごと。それと、ひとりぼっちでないのはいい、ということ。

(中略)

とても大事なのは、必要になったらだれかに助けを求めること。
こうして信頼を取り戻して根っこを伸ばしはじめる。
最初は細くて繊細だけど、しだいに太くなっていく根っこを。
ときとともに小屋の外に出る勇気を持ち、森のなかに入って周囲の世界に目を向ける。
すると、似たような体験をした人がたくさんいることがわかる。
苦しみを分かち合えば半分に、喜びを分かち合えば二倍になる、と実感できるかもしれない。
赤ずきんちゃん、シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、ラプンツェル……のような少年少女は世界中にたくさんいるはず。でなければ童話は存在しないはずだから。
外に出て世界を再発見してほしい。自分を信頼して。
転んだら……また起き上がればいいのだから。

──作者あとがきより

【著者プロフィール】

クラウディア・グリーマン
作家、翻訳家、シンガーソングライター。
児童書専門のモンテローザ出版を2010年に設立。
複数の絵本で心理学・医学関係の賞を獲得している。

【イラスト担当 プロフィール】

レジーナ・ルック-トゥーンペレ
1981年にエストニア国立美術アカデミー卒業後、『だれのせい?』(green seed books)、『雪だるまルートヴィッヒのねがいごと』(化学同人)など、これまで90冊以上の作品のイラストを手掛ける。本作では、2020年タリン・イラストレーション・トリエンナーレ賞などを受賞。

【訳者プロフィール】

シドラ房子
新潟県生まれ、スイス在住。武蔵野音楽大学卒業。ドイツ文学翻訳家、音楽家。
主な訳書に『宇宙英雄ローダン』シリーズ(早川書房)、『空の軌跡』(小学館)、『元ドイツ情報局員が明かす心を見透かす技術』(CCCメディアハウス)など多数。

【書誌情報】

書名:『だいじょうぶ、一緒にいるよ』
定価:1,870円(税込)
判型:B5変型
体裁:上製
頁数:56頁
ISBN:978-4-7612-7730-7
発行日:2024年3月21日
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277307/

amazon:https://amzn.asia/d/9eSkHpb
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17804232/

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