都市の「声」をデザインする 文化デザイン学科シンポジウム「感性×デザイン×プロデュース」Vol.1 開催
近畿大学文芸学部文化デザイン学科（大阪府東大阪市）は、東大阪市の後援を得て、平成29年（2017年）11月11日（土）、シンポジウム「感性×デザイン×プロデュース」Vol.1を東大阪キャンパスにて開催します。
【本件のポイント】
●東大阪市の都市ブランド形成に、近畿大学の教員と学生が一体となって取り組む
●都市ブランディングに、視覚デザインのみならず、感性学の観点からもアプローチ
●世界を舞台に活躍するプロの視点を得て、共に課題に取り組みリアルな体験を行う
【本件の概要】
文芸学部文化デザイン学科は、経済学部、理工学部とともに東大阪市との共同研究「東大阪市ブランディングプロジェクト」に参加しています。本シンポジウムは、同プロジェクト推進の一環として、2組のゲストスピーカーの貴重な実践論をうかがいます。
レクチャー1「都市の『フォント』をデザインする」では、北欧最大のデザインエージェンシーを設立したボー・リンネマン氏とともに、東大阪市の新しい“書体”を考えます。
レクチャー2「都市の『サウンド』をデザインする」では、音楽家で音環境デザインも手掛ける小松正史氏が、「サウンドスケープ・デザイン」の理論・実例・実践をピアノの実演も交えて解説。また、東大阪市長 野田義和氏を交えたディスカッションも予定しています。
【東大阪市ブランディングプロジェクト】
近畿大学は、平成29年（2017年）7月28日（金）に、東大阪市、東大阪商工会議所と連携し、「モノづくりのまち東大阪」としての都市イメージ確立を目的とする都市ブランド形成推進事業を開始しました。プロジェクトの一環として本シンポジウムを開催します。
■日 時：平成29年（2017年）11月11日（土）13：30～17：00
■場 所：近畿大学東大阪キャンパス アカデミックシアター 2号館 1F 実学ホール
（大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分）
■対 象：学生、一般の方(定員100人、入場無料)
■申込方法：下記フォームにてご予約ください。
https://goo.gl/forms/fHlwjNfcbdiHT3Pn2
■お問合せ：近畿大学文芸学部事務部 TEL（06）4307－3061
【プログラム】
13:30 開会の挨拶
13:40-14:40 レクチャー1「都市の『フォント』をデザインする」
ボー・リンネマン（コントラプンクト共同設立者）
14:50-15:50 レクチャー2「都市の『サウンド』をデザインする」
小松正史（京都精華大学人文学部教授）
16:00-17:00 ディスカッション
【ゲストスピーカー・プロフィール】
ボー・リンネマン氏
クリエイティブディレクター、建築家、コントラプンクトデンマーク・東京共同設立者
デンマーク王立芸術アカデミー建築学校にて建築の教育を受けた後、主に国際的な企業のデザインや、ブランドタイプフェイスのデザインに従事し、80年代より世界のデザインシーンに影響を与え続けている。1985年コントラプンクトを共同設立。2011年と2016年にCreative Circleからベストデザインエージェンシー賞を受賞。母校の王立芸術アカデミーでも教鞭をとり、2006年には武蔵野美術大学客員教授を務めた。
主な実績、デンマーク官公庁・国鉄、Danske Bank、Microsoft、IKEA、大日本印刷、Adidas、国連グローバルコンパクト、Carlsberg、LEGO、Coca-Cola、TASAKI、Novo Nordiskなど
小松正史氏
京都精華大学人文学部教授、音環境デザイナー・作曲家・ピアニスト・音育家
明治大学大学院農学研究科博士前期課程（農業経済学）を修了後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科（作曲）、大阪大学大学院工学研究科後期課程（環境工学）を修了。博士（工学）。学問の専門分野は音響生態学、五感環境学、環境心理学。伊根浦、箕面市、京都市、近江八幡市などでサウンドスケープをめぐる数々の精緻な実践・研究を行っている。音楽家としてはBGMや環境音楽を作曲し、ピアノ演奏も行う。河瀨直美監督の映画作品をはじめ、多数の映像作品に楽曲を提供。京都タワーや京都国際マンガミュージアムなどの公共空間の音環境デザインを手掛け、聴覚や身体感覚を研ぎ澄ませる“音育“ワークショップも実践する。
近著『賢い子が育つ耳の体操』（ヤマハミュージックメディア、2017年）、ピアノCDアルバム『パークアンビエンス』（2016年）、『スクール・メモリーズ』（2016年）など
