日本オラクル、ビジネスアプリケーション製品群の新バージョンを提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明)は、ビジネスアプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite 11iリリース7」を本日より出荷開始することを発表します。
最新版「Oracle E-Business Suite 11iリリース7」では、サプライチェーン管理(以下SCM)の計画系機能およびプロジェクト管理機能を強化しています。今回新たに追加される2つのモジュールのうち、「Oracle Inventory Optimization」は、顧客へのサービス水準を維持しつつ、過剰在庫の回避を支援するモジュールです。製品や部品などの在庫の数量や保有拠点等をシミュレーションし、サプライチェーンにおける在庫の配分を適正化します。さらに、サプライチェーン計画モジュール「Advanced Supply Chain Planning」と「Oracle Inventory Optimization」を組み合わせることにより、在庫を最適化するだけでなく、サプライチェーン全体を可視化することができます。
また、新モジュール「Oracle Project Resource Management」は、プロジェクト形式で業務を遂行する企業や部門単位において、プロジェクトに必要な人員の計画及び配置を支援するモジュールです。プロジェクトマネージャをはじめとするプロジェクト関係者はデータベースに蓄積された人材の能力やコンピテンシーの情報を元に、必要な人材を配置することができます。
なお、Financials(Financials:統合会計)製品群、HRMS(Human Resource Management System:人事管理)製品群などでも既存モジュールの機能を強化しています。「Oracle E-Business Suite 11i」の新規モジュール追加および機能拡張を通じて、日本オラクルはビジネスの効率化およびコスト削減を求める企業のニーズに応えていきます。
日本オラクルでは、全世界で9,500社以上、国内で300社を超える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 マーケティング本部 広報/栃尾
TEL:03-5213-6927 E-mail: Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。
<参考資料>
サプライチェーンマネージメント計画系機能は、拡張された多業種企業のサプライチェーンにおける、顧客やサプライヤの企業間連携を実現します。
インターネットを基盤したオラクルの計画ソリューション「Oracle Advanced Planning & Scheduling」は、グローバルな取引パートナーとのリアルタイムな接続を可能とします。
「Oracle Demand Planning」がもつ協業的な需要予測ソリューションにより、製造部門、販売部門、マーケティング部門及び顧客間における需要予測精度を改善し、「Oracle Advanced Supply Chain Planning」の長期から短期までを統一した計画によりサプライチェーン全レベルへの可視性を拡大、そして「Oracle Global Order Promising」は、製造能力、サプライヤ、輸送能力、および資材の入手状況を考慮した正確な納期回答を得る事を可能としてきました。今回のリリースでは、在庫の最適化という企業にとっての最重要課題に対し、「Oracle Inventory Optimization」を追加することで、顧客へのサービス水準を維持しつつ、過剰在庫の回避を支援し、営業利益に大きく貢献します。
また、プロジェクト管理機能は、企業の最も重要な資産である人的資源のより精度の高いの活用、戦略的で効率的なプロジェクト管理を可能とします。
プロジェクト形式で業務を遂行する事が多くなり、その成否が企業の生き残りに大きな影響を及ぼすようになった現在、あらゆる業種・分野においてプロジェクト・マネジメントが注目されています。プロジェクトの成功がプロジェクトマネージャの選定とチーム編成で決まる事から、Projects(プロジェクト管理)製品群においては、これまでのプロジェクト原価管理、請求管理といったプロジェクト会計の分野に加え、企業の人的リソースを管理するOracle Project Resource Managementを提供開始します。これにより、プロジェクトのライフサイクルにおける要員計画及び要員調達のプロセスが最適化され、プロジェクト・メンバーを最適な時期に最適なプロジェクトへ配置します。さらに、Oracle HRMS(Human Resource Management System)製品群との高い親和性により、スキルやコンピテンシーの情報とプロジェクト情報を連携させる事で、企業の最も重要な資産である人的リソースをグローバルな単位で一元化し、より精度の高い人材の活用を実現します。
このように、トータルなプロジェクト管理ソリューションの提供により、戦略的で効率的なプロジェクト・マネジメントの実現を求める企業のニーズに応えます。