SVP注目市場分析 「セルロースナノファイバー」を公開
~脱炭素社会の実現に貢献する新素材として、セルロースナノファイバーに注目~
会員企業に対して公開情報を⽤いたビジネス情報提供を行う、株式会社SVPジャパン(本社:東京都中央区、代表取締役社⻑:橋本 雅、以下「SVPジャパン」)は、2023年3月より新たに当社オリジナルコンテンツ「SVPナレッジ」を提供することとなりました。
本日は、そのコンテンツの1つである、注目市場分析レポートの第一弾として、「セルロースナノファイバー国内市場の現状と将来展望」を会員企業向けに公開いたしました。
■セルロースナノファイバーの国内市場
脱炭素社会の実現に貢献する新素材として、セルロースナノファイバー(以下、CNF)が注目されている。
CNFは、木を構成する木質繊維であるパルプを、ナノレベルの繊維径まで解きほぐす(解繊する)ことによって作られる素材である(繊維径3~100nm。1nmは10億分の1m)。植物由来のカーボンニュートラルな素材でありながら、強度が高く軽量(強度は鉄の5倍、軽さは5分の1)、変形しにくい、酸素などのガスを透しにくい、水分散体の透明性・分散性・増粘性が高いなど、多くの優れた特性を持つ素材として注目されている。こうした特性を生かして、日⽤品から自動車⽤タイヤまで、幅広い⽤途でCNFの採⽤、応⽤研究が進んでいる。
CNFは、日本が豊富に持つ森林資源の活⽤という点でも注目されている。本レポートでは、その国内市場の動向を概括する。
■CNFの市場概況
・2022年のCNFの市場規模は、メーカー出荷数量が乾燥重量ベースで約18トン、金額ベースで6億円強と推定される(サンプル供給や、CNFメーカーの自家消費を含めて推定)
・CNFの⽤途は、スラリーや添加物といった溶液の状態で使⽤される水系の⽤途と、粉末などの状態にして、樹脂に混合して使⽤される複合材料の⽤途に大別される。
・今後の市場予測として、2023年は、水系の⽤途の新規採⽤を中心に市場が穏やかに拡大すると予測される。
・一方、今後2~3年の内に、複合樹脂の⽤途で採⽤が増加し、市場投入が始まるともみる向きもあり、2024、25年から市場の拡大に弾みがつくと期待される。
■本レポートの構成
Ⅰ.市場の定義
Ⅱ.市場動向
Ⅲ.市場規模 ・ 予測
Ⅳ.マーケットシェア
Ⅴ.参入企業の動向
Ⅵ.業界構造
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■SVPジャパンについて
「成功に導くビジネスの知を、もっと身近に」をミッションとした、会員制ビジネス情報提供サービスプロバイダー。
会員企業には、ビジネス公開情報に基づくクイックリサーチ、カスタムメイド型プロジェクトリサーチを提供。日本は1974年に創業し、現在世界40カ国に渡るネットワークのメンバーとして、大手企業を中心とした会員企業の意思決定を情報力でサポートしています。
2021年には事業継承のため、経営体制を一新し、ガバナンスの強化、情報提供サービスの拡大、そして進化することを目指し、第二の創業をスタートしています。
《会社概要》
社名: 株式会社SVPジャパン
代表取締役: 橋本 雅
所在地: 東京都中央区日本橋蛎殻町1-38-9 宮前ビル2F
設立年月日: 1974年7月1日
事業内容: 会員制のビジネス情報提供サービス
URL: https://www.svpjapan.com/