マルクス・ガブリエル最新刊が絶好調 (PHP新書)世界の知見を日本の読者へ「世界の知性」シリーズ第一弾

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、PHP新書の新シリーズとして「世界の知性」シリーズを立ち上げます。その第一弾として、マルクス・ガブリエル著『世界史の針が巻き戻るとき』(本体960円・税別/大野和基訳)を、2020年2月15日に発売しました。いま話題の「新しい実在論」を提唱する哲学者による最新論考は、先行販売したところ書店から大きな反響があり、発売前重版が決定。早くも累計部数6万部を突破しました。

『世界史の針が巻き戻るとき』表紙
『世界史の針が巻き戻るとき』表紙

「世界の知性」シリーズとは

1996年の創刊以来、「PHP新書」では日々生起する国内外の変化や問題を取り上げてまいりました。その中には、『知の最先端』(フランシス・フクヤマ/カズオ・イシグロ他著)や『未来を読む』(ジャレド・ダイアモンド/ユヴァル・ノア・ハラリ他著)、ベストセラー『お金の流れで読む 日本と世界の未来』(ジム・ロジャーズ著)など、「著作物の翻訳出版」ではなく、海外の著者の語り下ろしをダイレクトに日本語書籍にした新しいスタイルの翻訳書もラインナップされています。いずれもビジネスパーソンからの注目度が高く、メディアにも多数紹介されました。「世界の知性」シリーズは、この動きを受け、海外の叡智を読者に紹介することを使命に、PHP新書の“シリーズ内シリーズ”として誕生し、すでに海外4か国での翻訳出版も決定。日本発でグローバルに展開していくシリーズです。

第一弾は「哲学界のロックスター」語り下ろし

「世界の知性」シリーズ第一弾は、新しい哲学の旗手として、いま世界で最も注目を浴びる「哲学界のロックスター」が、日本の読者のために語り下ろした論考です。資本主義、民主主義、価値の危機などの世界の大問題を、「新しい実在論」提唱する著者の立場から読み解きます。

『世界の針が巻き戻るとき』について

マルクス・ガブリエルの「新しい実在論」は、「ポスト真実」の言葉が広がり、ポピュリズムの嵐が吹き荒れる現代において、「真実だけが存在する」ことを示す画期的な論考とされます。デジタル革命の時代に対応した「未来に向かって考える哲学」なのです。
本書では、今世界に起こりつつある「5つの危機」、価値の危機、民主主義の危機、資本主義の危機、テクノロジーの危機、そして表象の危機を取り上げます。時計の針が巻き戻り始めた世界、「古き良き19世紀に戻ってきている」世界を、「新しい実在論」はどう読み解き、どのような解決策を導き出すでしょうか。
さらに、2章と補講では「新しい実在論」についての、ガブリエル本人による詳細な解説を収録。 特に補講では、ガブリエルが「私の研究の最も深部にある」と述べる論理哲学の核心を図解し、なぜ「世界は存在しない」のか、そしてなぜ「真実だけが存在する」のかに関する鮮やかな論理を展開しています。

著者について

マルクス・ガブリエル(Markus Gabriel)
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、ドイツの名門ボン大学の正教授となる。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される。著書『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)は世界的ベストセラー。NHK・Eテレ『欲望の時代の哲学』などに出演。その他の著書に『「私」は脳ではない』(講談社選書メチエ)、『新実存主義』(岩波新書)などがある。

書誌情報

タイトル:世界史の針が巻き戻るとき
著 者:マルクス・ガブリエル
訳 者:大野和基
発売日:2020年2月15日
定 価:本体960円(税別)
仕 様:240ページ/新書判
発 行:PHP研究所

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