～タブレット端末を利用した漢字検定「漢検オンライン」～ 近畿大学附属高等学校・中学校での導入が決定！
公益財団法人 日本漢字能力検定協会（本部：京都市東山区／代表理事 理事長：山崎 信夫／以下、漢検協会）は、学校や塾などの教育機関でご実施・ご活用いただけるオンラインの「日本漢字能力検定（以下、漢字検定）」として「漢検オンライン」を2023年4月3日（月）に開始します。これを受け、近畿大学附属高等学校・中学校（所在地：東大阪市／学校長 丸本 周生／以下、近大附属）は、21世紀型思考力育成の基礎となる語彙力強化の一環として、「漢検オンライン」の採用を全国に先駆けて決定しました。
【「漢検オンライン」とは】
「漢検オンライン」は、学校や塾などの教育機関にてパソコンやタブレットを使って受検できる新しいタイプの漢字検定です。学校や準会場認定を受けた団体であれば、検定日を自由に設定※1 し、受検者1名から実施することができます。検定資格のレベルや認定は従来の漢字検定※2 と同じです。
検定日の指定がある従来の漢字検定では、独自の教育カリキュラムや行事予定に合わせられず、十分に活用することが難しい学校が少なくありませんでした。一方、教育現場ではGIGAスクール構想が打ち出されて以降、「一人一台端末環境」が急速に整備されつつあります。このようなICT化の流れを受け、学校がより活用しやすい漢字検定を目指して、2023年4月3日（月）に「漢検オンライン」を開始します。
※1 「漢検オンライン」の開催日時は当協会または運営委託先の営業日時に準じます。
※2 従来の漢字検定：問題用紙・解答用紙を用いて準会場で実施する漢字検定を指します。
【近大附属が「漢検オンライン」を導入する背景】
近大附属は2013年度より「1人1台のiPad® 」を活用できる環境を実現し、生徒各自が情報端末を活用する教育を推進してきました。さらに2020年度に「総合的な学習の時間」の再編を行い、「キャリアデザイン教育」と「ICT教育」を融合させた「総合表現」と「総合探求」を設定しました。「総合表現」では「書く」「まとめる」力を育成し、高校3年生での卒業論文作成に向けて中学1年生から言語活動のトレーニングを開始します。「総合探求」では、「調べる」「話し合う」「発表する」力を育成します。このような方針のもと、これまでも学校を挙げて漢字検定に取り組み、一定の効果が認められてきました。「漢検オンライン」の導入によって、カリキュラムや生徒の状況に合わせた活用が可能となり、更に教育効果を高められると期待しています。
【日本漢字能力検定協会のコメント（代表理事 理事長 山崎 信夫）】
漢字検定は小学校から大学まで幅広い教育機関で様々な目的・狙いを持って活用されており、志願者全体のおよそ85％を「団体受検」が占めています。そのため、ICT教育が進む教育現場に合わせて、いつでも学校のタブレット端末やパソコンを利用して受検できる「漢検オンライン」を実現させることが弊協会の大きな課題でした。「漢検オンライン」の開始にあたり、文部科学省がGIGA構想を提唱する以前から情報端末を活用した教育を推進してこられた近大附属において、いち早く導入を決定していただいたことは大変光栄です。「漢検オンライン」を通じて生徒の皆様の能力育成に役立てるよう、一層邁進してまいります。
【近畿大学附属高等学校・中学校のコメント（学校長 丸本 周生）】
語彙は、全ての教科等において、資質・能力の育成や学習の基盤となる言語能力を支える重要な要素です。自分の語彙の質と量を充実させ、思考力・判断力・表現力を高めるためにも、漢字の意味をしっかりと理解し、あらゆる表現の中で適切に使える能力を養ってほしいと考えます。そのためにも、検定日時を自由に設定できる「漢検オンライン」は利便性の高いシステムであると思います。
【「漢検オンライン」概要】
検定名称 ：日本漢字能力検定
開始日 ：2023年4月3日（月）12時より受付開始／
2023年4月24日（月）より受検可能
検定日 ：学校や塾などの団体にて自由に設定可能
（最短で設定できる日は申込日の20日後）
対象級・検定料：2級：3,500円
準2～4級：各2,500円
5～7級：各2,000円
受検可能人数 ：1名から
合否結果 ：検定日のおよそ14日以降を目途に公開
受検環境 ：・以下のOSを搭載した端末
Windows 8.1, 10, 11 / Android OS 9以降 / i PadOS 15以降
・9インチ以上でタッチパネルを搭載した画面・モニター
・5Mbps以上の安定した通信回線
・タッチペン（推奨）
【関連リンク】
近畿大学附属高等学校・中学校
https://www.jsh.kindai.ac.jp/
