観光を基盤とした持続可能なまちづくりをめざして

〜全国古民家再生協会とジャルパックにて包括連携協定を締結〜

一般社団法人全国古民家再生協会(本部:東京都千代田区、理事長:杉本龍一、以下「古民家再生協会」)は株式会社ジャルパック(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:平井登、以下「ジャルパック」)と、古民家を活用したツーリズムの活性化に加え、地域の観光資源を活かした持続可能な地域づくりを目指して、2023年3月15日付で包括提携協定を締結したことをお知らせいたします。

本協定に基づき行う取り組みについて

本協定に基づいて、両者は以下の取り組みを行います。
(1)古民家を有効に利活用すること
(2)滞在型のプログラムを開発すること
(3)古民家再生地域の観光行政・DMOと連携強化すること
(4)古民家を活用したツーリズムの活性化に関すること
(5)「サスティナブルな地域観光推進室」の運営に関すること
(6)その他、両者の協議により必要と認められる事項

今後の展開について

観光庁では、サスティナブルな観光コンテンツ強化事業により、各地域に引き継がれた自然環境、文化・歴史、伝統産業等を観光資源としてフル活用し、同時に、経済・社会・環境の正の循環により、それらの持続可能性や価値を更に高める仕組みを、観光サービス・地域づくりへの実装を推進しています。

この動きに連動して、古民家再生協会は、空き家、古民家及び遊休施設を活用した地域活性化を推進しており、今後古民家の改修により、その土地の文化や歴史を体感しながら暮らすように泊まれる古民家宿泊整備に注力し、SDGsの達成に向けた取組みを加速させています。

また、JALグループの旅行会社であるジャルパックは、地域ならではのコンテンツの創出やプロモーション及び観光の基盤強化により、交流人口拡大や持続可能な地域社会づくりへの取り組みなどを通してSDGsが対象としている社会課題の解決に積極的に取り組んでいます。

今般異なるフィールドでSDGsの取り組みを進めている両者が、23年度上期早々に、人事交流により古民家再生協会内に共同で「サスティナブルな地域観光推進室」を設置し、両者のノウハウの融合による観光を基盤とした持続可能な地域活性化を各地で展開していきます。

具体的な取組み事例として、古民家再生協会は大阪府枚方市と連携協定を締結し以下の内容に取り組むとしており、今回同市においてDMO設立に向けての準備を進め、自治体、地域関係者と共に2025年の大阪関西万博とその後を見据えた、枚方市の地域活性化及び交流人口拡大に取り組むものです。

・地域資源を活用した地域活性化の旗振り役となる観光地経営体の設立・運営の支援。
・歴史文化資源が集積する枚方宿地区周辺や、農や自然を生かした地域活性化を見込む東部地域における古民家を活用した観光振興。
・地域資源を活用した観光の活性化の推進、等。

今後、「サスティナブルな地域観光推進室」が主導して、各地域の観光資源を活用した持続可能な地域の活性化への取組みを推進していきます。

本件に関する問い合わせ先

一般社団法人全国古民家再生協会(http://www.g-cpc.org/
TEL:03-6275-0795

株式会社ジャルパック(http://jalpak.jp/) 総務部 広報・社会貢献グループ
TEL:03-5715-8120

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