"オール近大"川俣町発・復興人材育成プロジェクト 「かわまたジェラート ニホンミツバチのはちみつ」を新発売
近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、株式会社川俣町農業振興公社(福島県川俣町)、福島県川俣町、株式会社テンダーボックス(奈良県平群町)との産官学連携により、東日本大震災からの復興支援の一環として、「かわまたジェラート ニホンミツバチのはちみつ」を企画・開発しました。令和6年(2024年)7月9日(火)から、川俣町内の道の駅川俣にて販売します。
【本件のポイント】
●「"オール近大"川俣町発・復興人材育成プロジェクト」の一環として、ニホンミツバチのはちみつ(川俣町産)を使ったジェラートを産官学連携で開発
●農学部の学生が商品企画やレシピ考案を行い、文芸学部の学生がパッケージをデザイン
●近畿大学が有する福島復興に資する知の集積・活用の進展をめざす
【本件の内容】
近畿大学では、「大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業(事業名:"オール近大"川俣町発・復興人材育成プロジェクト)」を活用し、農学部が中心となり、川俣町関係者と共同で、福島県川俣町の地域資源を生かした商品開発やメニュー開発等を行っています。
今回はその一環として、株式会社川俣町農業振興公社、福島県川俣町、株式会社テンダーボックスとの産官学連携により、「かわまたジェラート ニホンミツバチのはちみつ」を企画・開発しました。
令和2年度(2020年度)から継続的に商品化してきている「かわまたジェラート」シリーズ(ブルーベリーミックス、川俣シャモになる卵のカスタード、完熟いちご、純米大吟醸スパークリング香泡天田の酒粕)の第5弾商品です。川俣町内で採取されたニホンミツバチのはちみつを用いた、はちみつの華やかな風味が特徴のジェラートで、隠し味に塩を使うことで、はちみつの甘さを際立たせるとともに、スッキリとした心地よい後味に仕上げています。
商品化にあたり、近畿大学農学部農業生産科学科 農業経営経済学研究室(担当:教授 大石卓史)、食品栄養学科 栄養教育学研究室(担当:講師 明神千穂)の学生が商品企画と川俣町関係者への提案、レシピ考案、試食調査を行いました。また、パッケージについては、文芸学部文化デザイン学科(担当:准教授 後藤哲也)の学生が、株式会社川俣町農業振興公社や福島県川俣町等からの意見をもとに、デザインを行いました。
【商品概要】
商品名 :かわまたジェラート ニホンミツバチのはちみつ
内容量 :100ml
価格 :410円(税込)
販売店舗:道の駅川俣 かわまた銘品館シルクピア
(営業時間9:00~17:00)
(福島県伊達郡川俣町大字鶴沢字東13-1、
JR東北本線「福島駅」東口バス停1番乗り場から
JRバス東北「川俣高校前行き」約30分、
「シルクピア前バス停」下車)
製造者 :株式会社テンダーボックス
販売者 :株式会社川俣町農業振興公社
お問合せ:道の駅川俣 かわまた銘品館シルクピア(担当:店長 渡辺早苗)
TEL(024)566-5253
【株式会社川俣町農業振興公社】
福島県伊達郡川俣町に拠点を置き、川俣シャモを始めとする町特産品の加工、販売および新製品の開発、「かわまた銘品館シルクピア」の運営、川俣町のふるさと産品の取り扱い等を手がけています。近畿大学とは、これまでにも「川俣シャモ すき焼きセット」「かわまたジェラート」「かわまたバーガー」の共同開発や、川俣シャモレシピコンテストの開催等で連携しています。
所在地 :福島県伊達郡川俣町小綱木字泡吹地8
代表者 :代表取締役 渡辺良一
設立 :昭和62年(1987年)7月22日
ホームページ:https://www.kawamata-shamo.com/
【株式会社テンダーボックス】
奈良県生駒郡平群町に本社を置く企業で、手作りイタリアンジェラートの販売・企画・OEMやイタリアンレストラン「mamma」の経営等を手がけています。ジェラートについては、定番商品から季節商品、各地の特産品を用いた「ご当地ジェラート」まで、これまでに編み出したレシピは実に300以上を誇ります。また、平成27年(2015年)1月にジェラートの本場・イタリアで開催された「第36回SIGAイタリア国際ジェラートコンテスト」自由部門にて世界6位入賞を果たしています。近畿大学農学部農業生産科学科のアグリビジネス実習が平群町内で行われていることがきっかけで、近畿大学農学部とのジェラートの共同開発も実施しています(金時いもジェラート「へぐりっこ」、かぼちゃジェラート「へぐりっこ」他)。
所在地 :奈良県生駒郡平群町菊美台1丁目7-33
代表者 :代表取締役 辻政秀
設立 :平成9年(1997年)3月25日
ホームページ:https://www.tender-box.com/
【近畿大学と福島県川俣町の連携】
近畿大学では平成24年(2012年)に「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」を立ち上げ、東日本大震災からの復興に取り組む福島県川俣町の支援を行っています。平成29年(2017年)には、川俣町役場との間で包括連携協定を締結しました。また、平成30年度(2018年度)から令和2年度(2020年度)は「大学等の「復興知」を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」、令和3年度(2021年度)からは「大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業」をそれぞれ活用し、さらなる復興支援や連携強化に取り組んでいます。
【大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業】
大学等が有する福島復興に資する知を集積・活用するため、大学等による連携体制の形成や特色ある教育研究プログラムの開発・実施を支援することにより、福島イノベーション・コースト構想の実現に向け、イノベーションを生み出す高度な人材の長期的な教育・育成の基盤を構築することを目的とした事業。近畿大学は本事業の採択を受け、令和3年度(2021年度)から5年の予定で事業を実施しています(事業名:"オール近大"川俣町発・復興人材育成プロジェクト)。本事業では、複数の重点分野(A:農業・食、B:原子力・除染・リスクコミュニケーション、C:観光、D:集落復興・コミュニティ再生、E:SDGs)を設定し、川俣町を拠点に、学生、地域関係者の双方を対象とした教育研究プログラムを開発し、小中学生から社会人までの様々なターゲットに対して実施します。
【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 教授 大石卓史(オオイシタカフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1245-oishi-takafumi.html
農学部 食品栄養学科 講師 明神千穂(ミョウジンチホ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1065-myoujin-chiho.html
文芸学部 文化デザイン学科 准教授後藤 哲也(ゴトウテツヤ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1483-goto-tetsuya.html
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
文芸学部
https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/