リサイクルカーペットの購買を促進する取組みを開始 オフィス等のリニューアル工事におけるSDGs
~リサイクルの輪を広げるために足もとからできること~
リファインバース株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:越智 晶)では、グループ全体でオフィスの原状回復工事等で発生する使用済みカーペットタイルの再資源化事業を行っていますが、このたび更に領域を拡大したリサイクルの輪を繋げる新しい取組みを開始します。
廃プラスチックとして大量に廃棄されているカーペットタイル
新型コロナウイルスの影響などにより出社型からテレワーク型へ働き方が変化している状況において、そのような変化に対応したオフィスにリニューアルする、あるいはオフィス面積を縮小するなどの動きが活発になっています。オフィスリニューアル工事や原状回復工事では様々な廃棄物が発生し、カーペットタイルも廃プラスチックとして大量に廃棄されています。
廃棄カーペットのリサイクルの現状
当社では2003年設立以来これまでに使用済みカーペットタイルを累計で約30万tを再資源化し、カーペット等のインテリア製品の原料として循環させてまいりました。
従来、オフィスの原状回復工事などカーペットの廃棄と購入が同時に行われるようなケースにおいて、廃棄カーペットのリサイクルは当社にて行っておりましたが、購入されるカーペットは石油由来の従来型のカーペットが多数を占めており、本当の意味でのリサイクルの輪が繋がっている状況にはありませんでした。
リサイクルカーペットの購買を促進
サーキュラーエコノミーやSDGsへの本格的な取組みが求められている現在において、日本国内ではカーペットタイルリサイクルの取組みは約20年前から行われており、リサイクルカーペットも高い環境性能を誇る製品が数多く取り揃えられています。しかしながらこれら高い環境性能を誇るリサイクル製品の普及は未だ低い水準にとどまっており、リサイクルカーペットの購買促進が次の課題であると当社では認識しています。
そこで本取組みでは、首都圏で行われる原状回復工事等において、当社で再資源化した原料を使用して作られた環境性能の高いリサイクルカーペットを購入したお客様に対して、発生する廃タイルカーペットの廃棄処分費を最大50%ディスカウントすることでリサイクルカーペットの購買を促進してまいります。
プラスチック廃棄物が大きな社会的課題としてクローズアップされている中で、“足もとからできること”としてカーペットタイルリサイクルの循環の輪を繋ぐ新たな取組みによりサーキュラーエコノミーの実現に寄与したいと考えています。