ショート アニメ『未来からやってきた森』公開のお知らせ
アニメで描く「100年の森の物語」9月1日 Youtubにて無料公開
一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団(長野県信濃町 理事長森田いづみ、以下当財団)は、38年前から里山の再生を手掛けている『アファンの森』の100年後の姿を描いたショートアニメ「未来からやってきた森」を発表いたします。
地球レベルで気候変動による自然災害や環境問題が深刻化する昨今、この作品を通じて「森は甦ること」「森づくりは未来を信じること」 を日本のみならず世界の子どもたちへ伝えていきたいと思っております。
制作にあたりスポンサー企業やクラウドファンディングを通して多く方々からのご協力をいただいたこの作品は、下記の通り無料公開する運びとなりました。
ぜひとも取材・告知のご協力をお願い申し上げます。
ショート アニメ 〜100年の森の物語〜 未来からやってきた森 公開情報
■公開日 :2024年9月1日(日)18:00
■公開媒体
・アファンの森財団オフィシャルWEBサイト内 アニメ特設ページ
https://afan.or.jp/tfftf/
・公式YouTubeチャンネル 「C.W.ニコル・アファンの森財団」
https://www.youtube.com/@AfanWoodlandTrust
■アニメ本編上映:17分 44秒
■制作:株式会社アールケイ
■アニメ制作プロデューサー:高橋宏一
■企画・製作:一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団
ショートアニメ制作にあたって
故C.W.ニコルは、100年後の森を頭に描いて長野県信濃町にアファンの森をつくりはじめました。森の未来は誰も見ることはできませんが、アニメーションなら描くことができます。100年後の森をできるだけ生物学に基づいたリアルな姿で描き出し、ニコルの想いを世界中の人へ届けたいと考えました。
木々の成長は遅く、人間はそれを実感することはできません。しかし、この映像を目にしたら、人々は家の隣にある公園や近くの雑木林の100年後の姿を想像するようになると思います。未来を信じることの大切さに気がつくと思います。
甦ったアファンの森を未来へ語り継ぐことは、気候変動の影響がますます大きくなり、自然環境の重要さを再認識する必要がある今日、日本のみならず世界の人々にとって、自然再生の大切さを知る重要な場所になると確信しています。
それにはアニメ化がもっとも相応しいと考えました。
ショート アニメ 「100年の森の物語」 未来からやってきた森 概要
あらすじ
英国ウェールズ出身のC.W.ニコル(1940-2020)が、日本の荒れ果てた森を再生するストーリー。
北極探検やエチオピアでの国立公園づくりなど、世界各地の自然と向き合ってきたニコルは、北に流氷、南には珊瑚礁がある生物多様性豊な自然に憧れて日本へやってきた。
しかし、そこで目にしたのは、経済性を優先する為に次々と伐採される原生林やコンクリートで固められた川だった。
ニコルはウェールズのアファン・アルゴード森林公園が人間の手によって自然を甦らせたことを知り、自らの手で日本の自然を再生するための森づくりを決意する。
自分では見ることの出来ない100年後の森を夢見て。
出演
声の出演
ニック 神谷 明
マツキさん 高橋 伸也
祖母 濱田 利枝
シミエン住人 濱田 昌利
ナレーション 新谷 良子
詩の朗読 竹下 景子
テーマ曲歌唱 Yae
スタッフ
演出 堀内 良平
美術 株式会社ベクタート
音楽 大野 宏明
音響 株式会社オンリード
音響演出 神谷 明
テーマ曲 「 森の祈り」
作詞 C.W.ニコル 作曲 Yae
上映時間 :17分44秒
協賛
KPPグループホールディングス株式会社
ひ かり味噌株式会社
江戸ワンダーランド日光江戸村
ポロ・ビーシーエス株式会社
アース・キッズ株式会社 株式会社イング エルセラーン化粧品株式会社
株式会社オカムラ 株式会社サンクゼール シナネン株式会社
日新航空サービス株式会社 株式会社ギンザのサヱグサ 株式会社U-POWER
ラボ・パーティ ラボ教育センター ロック化学製品株式会社
アファン会員からの支援者 130人 クラウドファンディング支援者 396名
後援
在日英国大使館・ウエールズ政府
長野県信濃町
監修・アドバイザー
小山 泰弘 長野県林業総合センター育林部長
高槻 成紀 生態学者
大槻 幸一郎 技術士・森林部門
倉内 均 映画監督・TV プロデューサー
協力
早稲田大学創造理工学部建築学科 古谷誠章研究室
Camping with Soul 株式会社
アースデイ東京
株式会社トキコ・プランニング
特定非営利活動法人ピッキオ
NPO 法人森は海の恋人
新宅商店
WAM 株式会社
株式会社モンベル
アニメ制作:株式会社アールケイ
アニメ制作プロデューサー : 高橋宏一
企画制作 一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団
C.W.ニコルとアファンの森とは
60年以上も前、故C.W.ニコルが初めて来日したころの日本には、美しい自然と、自然と共に生きる人々の豊な暮らしがありました。
里地里山の自然の恵を慈しみ、燃料や食料は賢く利用する----- その暮らしぶりは、里山の生物多様性をも高めていました。
そんな日本と日本人に憧れて移り住んだにもかかわらず、日本は高度経済成長と共に、自然よりも経済を中心とした価値観に変わっていきました。日本の素晴らしい自然が失われていったのです。
こうした状況を目の当たりにしたニコルは「日本本来の美しい自然環境を取り戻したい」という思いで、1986年から長野県黒姫にある荒れ果てた森を自ら買取り森づくりを始めました。
現在アファンの森は、多くの方々のあたたかいご支援により、絶滅の恐れのある動植物65種以上が確認できるようになりました。地域本来の森の生態系に戻りつつあります。
私たちは、多様性溢れる日本本来の自然を取り戻し、人々が豊に暮らせる社会を構築したいと考えています。