生物理工学部教授 星 岳彦が日本農学賞及び読売農学賞を受賞 日本の農学研究者間における最高の栄誉

2023-03-27 14:00
星が創設したユビキタス環境制御システム(UECS)のロゴ(左)、システムが導入されたハウス(右)

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)生物工学科教授 星 岳彦(ほし たけひこ)が、令和5年度(2023年度)日本農学賞及び読売農学賞を受賞することが決定しました。授与式並びに受賞者講演会が、令和5年(2023年)4月5日(水)に東京大学弥生講堂で開催される日本農学大会にて行われます。

【本件のポイント】
●生物理工学部教授 星 岳彦が令和5年度(2023年度)日本農学賞及び読売農学賞を受賞
●施設植物生産の先駆的農業情報工学研究と自律分散環境制御技術の普及に貢献
●施設園芸・植物工場の生産性・競争力の強化をめざす今のスマート農業発展の基礎を確立

【本件の内容】
日本農学賞は、農学研究者に与えられる賞であり、令和5年度(2023年度)は、7人が受賞し、そのうちの一人として、近畿大学生物理工学部生物工学科教授 星 岳彦が「施設植物生産の先駆的農業情報工学研究と自律分散環境制御技術の普及」の業績により受賞しました。
星は、農業情報工学創成期の約40年前から、主に自律分散システム・知的情報処理に関する研究を世界に先駆けて推進し、施設園芸・植物工場の生産性と競争力の強化をめざす今のスマート農業発展の基礎を創りました。また、温室・ハウスの高度環境制御システムを誰でも研究・開発・製造できる、世界で唯一の自律分散型オープンプラットフォーム「ユビキタス環境制御システム(UECS)」を、平成16年(2004年)に創設。製品化等の社会実装を推進し、農家が自作導入して増益できる篤農技術として確立・普及させました。

【授与式並びに受賞者講演会】
日時  :令和5年(2023年)4月5日(水)授与式 10:00~10:40
     受賞者講演会 10:40~15:10
場所  :東京大学弥生講堂 ※ 第94回日本農学大会で実施
     (東京都文京区弥生1-1-1、東京メトロ南北線「東大前駅」徒歩約1分)
講演内容:施設植物生産の先駆的農業情報工学研究と自律分散環境制御技術の普及

【教員プロフィール】
氏名   :星 岳彦(ほし たけひこ)
所属   :近畿大学生物理工学部生物工学科 教授
学位   :博士(学術)
専門分野 :植物生産工学、植物環境調節工学、農業情報工学
研究テーマ:施設植物生産システム

【受賞コメント】
コンピュータは農業を発展させると確信し、自律分散システム、AI、データサイエンスの実学応用研究を約40年前から進めてまいりました。情報工学技術が驚異的発展を遂げている今、受賞に至った研究成果が農業のスマート化として生産現場に実装・活用されていることをとても嬉しく思います。

【日本農学賞及び読売農学賞】
日本農学賞は、日本農学会の前身「農学会」の事業の一つとして大正14年(1925年)から、「農学賞」(農学賞牌)の授与を行っていましたが、昭和4年(1929年)に日本農学会が設立された際に全てが移譲され、昭和17年(1942年)には日本農学賞に名称変更、日本の農学研究者間における最高の栄誉として今日まで続いています。読売農学賞は、昭和39年(1964年)より読売新聞社から授与されていますが、授賞業績の推薦・選考は当時より日本農学会に委任されており、毎年2月の選考会・総会で日本農学賞の授与を決定し、読売農学賞へ推薦する形式が取られています。

【関連リンク】
生物理工学部 生物工学科 教授 星 岳彦(ホシ タケヒコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/151-hoshi-takehiko.html
生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/

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