学生考案アカモクメニューを和歌山県でPR めっけもん広場とスーパーマツゲンで催事イベントを開催
近畿大学薬学部（大阪府東大阪市）の学生が、平成30年（2018年）8月4日（土）、5日（日）にJA紀の里ファーマーズマーケットめっけもん広場とスーパーマツゲン和歌山インター店で「紀州アカモク」PRイベントに参加し、学生自らが共同開発に携わった「紀州アカモク」を使用したメニューをPRします。
【本件のポイント】
●薬学部生がめっけもん広場とスーパーマツゲンで、開発メニューを紹介
●消費者の意見を直接聞くことで、学生の研究意欲を高めるとともに実学教育を推進
●本イベントを通し、紀州アカモクの認知度向上に寄与
【本件の概要】
近畿大学は、平成30年（2018年）7月17日から約2週間、「紀州アカモクフェア」としてアカモクを使用した新メニュー2種「紀州アカモク黒カレー丼」と「紀州アカモク生なます」を期間限定で学生食堂にて販売しました。
紀州日高漁業協同組合は、更にアカモクの認知度を高めることを目的に、和歌山県のJR紀の里ファーマーズマーケットめっけもん広場とスーパーマツゲン和歌山インター店で、紀州アカモクを使ったメニューを販売します。昨年6月にも「アカモクフェア」と称して、アカモクを使用したメニューを期間限定で販売し好評を得ました、今回はその第2弾です。
このイベントには近畿大学薬学部の学生も4名参加し、本学の研究成果であるMAHALOの「プリンのひ・み・つ※」、ふみこ農園の「梅塩ちゅあぶる」なども展示販売されます。
※「プリンのひ・み・つ」については8月4日のみ販売
■日 時：平成30年（2018年）8月4日（土）9：00～14：30
平成30年（2018年）8月5日（日）9：00～15：00
■場 所：8月4日（土）JA紀の里ファーマーズマーケットめっけもん広場
（和歌山県紀の川市豊田56-3、阪和道泉南インターチェンジから車で約30分）
8月5日（日）スーパーマツゲン和歌山インター店
（和歌山県和歌山市田屋138）
■メニュー：紀州アカモク黒カレー（税込500円）、紀州アカモク生なます（税込180円）
【本件の背景】
紀州日高漁業協同組合では、ワカメを主な産品としていましたが、組合員の高齢化に伴い生産が困難になっていました。そこでワカメに代わる産物として、一昨年よりアカモクの生産を積極的に行い、和歌山県内で初めてアカモクを商品化しました。「‘美’になる海藻」として現在販売を行っています。地域創生への試みでもあります。
【アカモクについて】
アカモクは日本全土に分布する海藻の1種で、シャキシャキとした食感と粘り気が特徴です。ポリフェノール・食物繊維や、ナトリウム・マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれており、花粉症改善やダイエットへの効果・効能が期待されています。
本学薬学部が行った紀州アカモクの成分分析においても、ナトリウム・マグネシウムに加えてカリウム・カルシウム等のミネラル類および美容成分として知られるフコイダンが高濃度で検出されました。あわせて水銀等の重機金属類が検出されなかったことから、紀州アカモクの安全性も確認される結果となりました。
【KISS LABO】
近畿大学薬学部准教授の多賀淳とUHA味覚糖が共同で運営する近畿大学東大阪キャンパス内の産学連携プロジェクト拠点です。薬学部、文芸学部および経営学部とUHA味覚糖の産学連携プロジェクトとして立ち上げられた新ブランド「美はお口から研究所」のポリシーのもと、食と化粧品に関する様々な研究を行っています。
【プリンのひ・み・つ】
近畿大学薬学部が東大阪市の中小企業と共同開発したコレステロール低減卵「近の鶏卵」を使用し、薬学部の女子学生が商品開発に参加して生まれたコラーゲン入りのカスタードプリンです。コレステロール値の調整によいとされる不飽和脂肪酸のオレイン酸が豊富に含まれているカシューナッツもトッピングできるようになっており、コレステロール低減卵とあわせて、おいしさだけでなく体へのやさしさにもこだわっています。
【梅塩ちゅあぶる】
近畿大学薬学部が株式会社ふみこ農園（和歌山県有田郡有田川町）と共同開発したタブレット状の清涼菓子です。紀州南高梅の梅酢由来のクエン酸やカリウム、カルシウムなどの豊富な栄養素を含んでいます。ゆるやかに血中の塩分濃度を上げる特徴があり、夏の塩分補給に最適です。ほとんど再利用されず破棄されていた梅酢を有効活用することで、環境への負荷も軽減しています。
【関連リンク】
薬学部医療薬学科 准教授 多賀 淳（タガ アツシ）
https://www.kindai.ac.jp/meikan/806-taga-atsushi.html
