マクニカ、「LIPSedge™ F110 3DxAI Edge Accelerator」の評価用サンプル受注を開始
～NVIDIA® Jetson AGX Xavier™を搭載した PCIe PoE+ エンドポイントモード エッジアクセラレーター～
半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：原 一将、以下マクニカ）クラビス カンパニーは、LIPS（リップス） Corporation（本社：台湾台北、CEO：Luke Liu、以下LIPS）がEmbedded World 2023で発表した「LIPSedge™ F110 3DxAI Edge Accelerator」の評価用サンプルの受注を開始いたします。
・製品名：LIPSedge™ F110 3DxAI Edge Accelerator 評価用サンプル
・サンプル受注開始：2023年4月21日
・製品詳細：https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/lips_corporation/products/143424/
「LIPSedge™ F110 3DxAI Edge Accelerator」は、NVIDIA Jetson AGX Xavier ベースの PCIe PoE+ エンドポイントモード エッジアクセラレーターです。従来、産業オートメーションで活用されているロボットビジョンにおいて、複数の3Dカメラストリームをリアルタイムで処理することは常に大きな課題でした。
この度、マクニカで取り扱いを開始する本製品は、単一のx86システムで、AI推論を実行しながら複数の3Dカメラストリームを低遅延でスケールアップおよび前処理することが可能になります。また、エンドユーザーがx86とNVIDIA® Jetson™ アーキテクチャーの両方を同時に利用するアプリケーションを構築できる製品であり、従来の産業オートメーションシステムにAIの恩恵をもたらします。
LIPSedge™ F110 3DxAI Edge Accelerator の特徴
単一のx86システムごとに最大3つのエッジアクセラレーターを搭載可能です。これによりコスト削減、設置の簡素化、メンテナンス負担を軽減しながら、エッジアクセラレーションを効果的にスケールアップすることが可能です。
搭載モジュール
モジュール
NVIDIA Jetson AGX Xavier
特徴的なハードウェア機能
カメラ
2.5 GigE/PoE RGB-D カメラ用 GenICam 搭載
LAN
PSE対応の堅牢な2.5G PoE+ポート(最大 30 ワット)を2ポート装備
ホストインタフェース
最大16GB/秒のPCIe 4.0による高帯域幅データ転送
CPUリソースを消費することなく、RDMA経由でGPUに低遅延の直接データ伝送
LIPS® Cleverboot™機能により、ハイパーバイザーを使用せずにマルチOSシステムを相互接続可能
ハードウェア機能
単一 レーンからマルチレーンへのルートポートの展開
特徴的なソフトウェア機能
プログラミング
NVIDIA® CUDA® および OpenCL によるプログラム可能
アルゴリズム
LIPS独自の3D点群デノイズ、スティッチング、フュージョンアルゴリズムを搭載
拡張機能
LIPSedge™ 3DカメラおよびSDKラッパーとの互換性
NVIDIA Isaac™ ロボティクスソフトウェアと最新の NVIDIA JetPack SDKの拡張ライブラリをサポート
マクニカはサポート経験豊富な技術者による導入支援サポートを提供しています。LIPS及びNVIDIAの正規代理店として、ハードウェアのサポートに加えてNVIDIA製品を搭載したシステムの導入には欠かせないNVIDIA Isaacを始めとした開発支援ソフトウェアの活用も一貫して支援することにより、お客様の様々な課題に伴走しAIの社会実装を後押ししてまいります。
なお、本製品は、2023年6月14日から幕張メッセで開催される「画像認識 AI Expo (Vision AI Expo) 2023」にて出展する予定です。
【本件に関するお問合せ先はこちら】
株式会社マクニカ クラビス カンパニー NVIDIA製品担当
Tel：045-470-9821
e-Mail：clvinfo@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報（製品価格、仕様等を含む）は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
LIPS Corporationについて
LIPSは、2013年に設立、台湾に本社にオフィスを構え、現在の従業員は約100人。長年にわたり、3Dカメラの設計、製造、販売とソフトウェアの販売を行ってきました。3DセンシングおよびAIテクノロジーのパイオニアであり、産業用3Dセンシングソリューションの世界的なリーディングプロバイダーです。
株式会社マクニカについて
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト（https://www.macnica.co.jp）をご覧ください。
