「特別給付金10万円、子どもに渡した？」特別給付金を受け取った200世帯にアンケート調査

お金の情報メディア「ウィズマネー」がアンケート調査を実施

2020-10-10 22:00

「ウィズマネー」（ https://with-money.jp/ ）を運営する株式会社ジャストイットは、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」で支給された特別給付金10万円を受け取った200世帯を対象に、子どもに給付金10万円を渡したかどうか調査しました。

アンケート調査の結果、全体の48％が「子どもに給付金を渡した」と回答し、このうち全額を配布した世帯は70％で、残りの30％は「一部だけ渡した」と回答しました。

▼本調査の詳細は、ウィズマネー「特別定額給付金10万円を子どもに渡した親は48％！給付金を受け取った親200人にアンケート調査」にて公開中！

「子どもに給付金10万円を渡した？」アンケートの詳細はこちら

48％の世帯が子どもに特別給付金10万円を渡した

今回のアンケート調査で、「子どもに定額給付金10万円を渡しましたか？」と質問したところ、48％の世帯が「はい」と回答しました。

さらに「はい」と回答した世帯に対して、「こどもに給付金をいくら渡しましたか？」とたずねたところ、70％の世帯が「10万円全額渡している」という結果となりました。

上のグラフを見ると、子どもに給付金を渡した世帯のうち30％が、一部の金額を渡したことがわかります。
1万円～5万円の範囲内で子どもに給付金を渡しているようです。

子どもの年齢が低くなるほど給付金を渡さない世帯が多い

子どもの年齢を6つの世代に分けて、給付金を渡したかどうか調査したところ、小学生未満の子どもに対して約63％の世帯が給付金を渡していないと回答したことがわかりました。

グラフを見ると、年齢が低くなるにつれて給付金を渡さない世帯が多くなることがわかります。

子どもに10万円を渡さなかった理由は「生活費にしたかった」が53％で最も多い

子どもに給付金10万円を渡さなかったと回答した世帯を対象に、子どもに給付金を渡さなかった理由をたずねたところ、「生活費にしたかった」と回答した世帯が53％と最も多い結果となりました。

アンケートの回答者に、給付金を渡さなかった理由についてくわしい事情を聞いてみました。

コロナの影響でテイクアウトをする機会が増えて、食費が増えてしまった。

コロナで収入が減ったから生活費にあてたかった。子どもはまだ小さいし、子どもに給付金を渡す必要はないと思った。

このように新型コロナウィルスの流行によって、生活費の負担が増えたり、収入が減ってたりしたことで、給付金を「家族みんなのお金」として活用する家庭が多いようです。

給付金の使い方についてはいろいろな意見があるかと思いますが、お金の専門家であるファイナンシャル・プランナーの内山氏は「家族で一緒にお金を使って、有意義なお金の使い方を子どもに示すことが大切」といいます。

ファイナンシャル・プランナー内山貴博氏の見解

未成年の場合、例えばクレジットカードの作成といった場合にも親の承諾が必要なように、一定の金融取引に対して責任を取れません。言い換えれば、子供のお金を管理するのは親の責任でもあるということもできます。お金を渡さなくても子供が満足する方法はあるはずです。家族の結束を高め、一緒に有意義にお金を使う。例えば、肉や魚など飲食店からの仕入れが減り、困っている生産者もたくさんいますので、そういった事情を家族で共有しながら日頃はなかなか買えないような高価な食材を家族で購入し楽しむといった方法も取れると思います。有意義なお金の使い方を子供に示すことが大切です。

▼子どもの給付金の使いみちや、子どもに給付金を渡さないときの説得方法など、さらに詳しいアンケート調査の結果はウィズマネー公式サイトで公開中です！

https://with-money.jp/kyufukin-kids/