中学生・高校生向けの体験型公開講座を開催 近大生と一緒に「深海微生物の不思議」について学ぶ

令和5年(2023年)に実施した同イベントの様子
令和5年(2023年)に実施した同イベントの様子

近畿大学工学部(広島県東広島市)は、令和6年(2024年)8月3日(土)、近畿大学広島キャンパスにて、中学生・高校生を対象とした体験型公開講座「深海生物のDNAを探れ!-高圧力に耐える微生物の不思議と役に立つ遺伝子を学ぶ-」を開催します。
本講座は、独立行政法人日本学術振興会の科学研究費による研究成果の社会還元・普及事業「ひらめき☆ときめきサイエンス」の一環として実施します。

【本件のポイント】
●深海微生物や、人間生活に役立つ有用微生物について、実験を通して学ぶ体験型講座を開催
●中学生、高校生が近大生と一緒に、化学、生物、工学の魅力・面白さを体感
●科学研究費助成事業に採択された研究成果を社会に還元

【本件の内容】
本学では毎年、深海微生物をテーマに中学生、高校生を対象とした体験型公開講座を開催しています。今年は「深海生物のDNAを探れ!-高圧力に耐える微生物の不思議と役に立つ遺伝子を学ぶ-」と題し、高圧に耐える深海微生物や、人間生活に役立つ有用微生物の性質を学びます。深海は高圧力で冷たい暗黒の世界ですが、深海微生物には血液をさらさらにする薬のもとになる生物がいるなど、人間生活に役立つ微生物の宝庫でもあります。
本講座では、高圧力に弱い生物と強い生物の比較を行い、「高圧に耐えるしくみ」を考えてもらう実験や講義を行います。私たちの生活に欠かせない有用微生物の重要性についても知り、私たちの周りの微生物の大切さを学びます。大学にある機器や設備を使い、大学生と一緒に実験を行うことで、中学生、高校生に化学、生物、工学の魅力・面白さを体感していただきます。

【開催概要】
日時:令和6年(2024年)8月3日(土)10:00~17:00(受付開始 9:40)
場所:近畿大学広島キャンパス(工学部)D館D116教室
   (広島県東広島市高屋うめの辺1番、
    JR山陽本線「西高屋駅」からバス約5分)
対象:中学2・3年生、高校1~3年生 合計15人 ※ 定員に達したため申込締切済み
講師:近畿大学工学部化学生命工学科 教授 仲宗根薫(なかそねかおる)

【スケジュール】
10:00 開会式「挨拶・オリエンテーション・科学研究費の説明」
10:20 講義1「深海と高圧力、深海生物の性質と特徴」(30分)
10:50 施設見学(30分)
11:20 休憩(10分)
11:30 実験1「高圧力を体験しよう︕」(30分)
12:00 休憩(60分)
13:00 実験2「深海生物DNAを調べてみよう」(30分)
13:30 休憩(10分)
13:40 講義2「有用微生物と人間生活、遺伝子DNAの有用性」(30分)
14:10 休憩(10分)
14:20 実験3「有用微生物を自作顕微鏡で観察してみよう」(40分)
15:00 休憩(20分)
15:20 実験4「有用微生物の酵素の性質を理解しよう」(30分)
15:50 休憩(10分)
16:00 アンケート記入とディスカッション
16:30 修了式(未来博士号授与)
17:00 終了

【講師プロフィール】
仲宗根薫(なかそねかおる)
所属  :近畿大学工学部化学生命工学科
職位  :教授
学位  :博士(医学)
専門分野:応用微生物学
科研費採択研究課題:「黒麹菌フェノール酸脱炭酸酵素(PAD)の特性解析と古酒熟成を目指した育種研究」

【ひらめき☆ときめきサイエンス】
独立行政法人日本学術振興会が、全国の国公私立大学や大学共同利用機関等の研究機関と協力して開催する、科学研究費助成事業による研究成果の社会還元・普及事業です。日本の将来を担う子どもたちを対象に、研究者が科研費による研究成果から科学の興味深さや面白さを分かりやすく発信し、科学的好奇心を刺激することで得られるひらめきやときめきの楽しさを通じて、心の豊かさと知的創造性を育んでもらう教育プログラムです。修了時には、受講者全員に「未来博士号」が授与されます。なお今回のイベントは、近畿大学工学部化学生命工学科教授 仲宗根薫の研究が採択されたことを受けて実施するものです。

【関連リンク】
工学部 化学生命工学科 教授 仲宗根 薫(なかそね かおる)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/887-nakasone-kaoru.html

工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/


AIが記事を作成しています