チームラボ、山口・宇部市のときわ公園にて今年もアート展を開催 「世界を旅する植物館 水の道 光の道」 8月9日(金)オープン
チームラボは、山口・宇部市のときわ公園にて今年もアート展「チームラボ 宇部市ときわ公園 2019 世界を旅する植物館 水の道 光の道」を開催します。今年は植物館での展示に加え、イベントホールにて「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」を展示、「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変えます。会期は、2019年8月9日(金)から11月4日(月)まで。
アート集団チームラボは、アートによって自分と世界との新しい関係を模索したいと考えています。本展では、作品は人々の存在の影響を受けながらインタラクティブに変容し、同じ空間にいる人々が作品の一部となります。それにより、作品と作品、人々と作品、自分と他者との境界など、皆が当たり前のように考えているような境界が曖昧になることを目指しています。
展覧会詳細: https://www.teamlab.art/jp/e/ubebotanical/
展覧会映像: https://youtu.be/MQZIzcPICpI
展示作品
The Way of the Sea in the Botanical Garden - Colors of Life
teamLab, 2019, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/way-of-the-sea_ube
※展示場所: 植物館
光で描かれた魚群が空間を自由無礙に泳ぎ、その軌跡が光跡となり、空間に描く書『空書』を描いている。 また、魚は、人々を把握し、ぶつからないように人々を避けようとする。人々はそれぞれ色を持っており、人が手で触れると、近くを通った魚はその色に染まっていく。
禅に「鳥道」という言葉がある。鳥の行く道は、人間の「道路」のように固定したものではなく、自由無礙なこと、そして跡を残さないことを意味する。
数千から数万の魚の群れの動きは、美しく神秘的で、まるで一つの巨大な生命体のようにも見える。群れには、リーダーもいなければ意思疎通もなく、となりの仲間が動くと自らも動くというような単純な規則で動いているとされている。しかし、数百匹の群れでほぼ同時に起こることの生理学的なメカニズムは謎に包まれている。そこには、人間がまだ理解していない普遍的原理の存在があるかのように感じる。何にせよ、群れによる彩色には、全体としての意思はない。人々の存在の影響を受けながら、一匹一匹がプリミティブな規則で動くことで、平面は、意図のない複雑で美しい彩色となる。
作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間は2度と見ることができない。
呼応する植物館
Resonating Botanical Garden
teamLab, 2017, Interactive Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/resonating-botanical
※展示場所: 植物館
植物館の珍しい植物が光り輝く。植物の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅している。
植物の光は、人々が近くを通ると、光の色を変化させ色特有の音色を響かせる。そして、その光は、放射状に近隣の植物に伝播していく。伝播した光は、同じように音色を響かせながら、隣の植物に伝播させ、連続して広がっていく。
植物館の奥から光が押し寄せてくれば、向こうの方に人がいることを意味する。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識するだろう。
世界はこんなにもやさしく、うつくしい
What a Loving, and Beautiful World
Sisyu + teamLab, 2011, Interactive Digital Installation, Endless, Calligraphy: Sisyu, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/whatloving/
※展示場所:イベントホール
人々が文字に近づくと、その文字がもつ世界が現れ、世界を創っていく。そして、世界の中で互いに影響し合う。
投影された世界の裏側には、360度広がる空間があり、文字から生まれたものたちは、空間上のそれぞれの位置や、それぞれが持つ知能や関係性、物理的な影響などによって、互いに影響を受け合いながら、空間上でリアルタイムに計算され、複雑かつ自然な世界をつくっていく。例えば、風が吹けば、花や雪は風の物理的な影響を受け、風に吹かれて飛んでいく。鳥は木にとまり、蝶は花が好きで近づいていく。自然の景色に同じ瞬間がないように、同じ瞬間は二度となく、常に初めて見る景色を創り出す。
漢字が亀の甲羅や牛や鹿の骨、青銅器に刻まれていたころ、漢字の一文字は、ひとつの世界の部分を持っていた。漢字を通して人々が呼び出した世界は、連続し、互いに相互作用を与えながら、世界は創られていく。
開催概要
チームラボ 宇部市ときわ公園 2019
世界を旅する植物館 水の道 光の道
https://www.teamlab.art/jp/e/ubebotanical/
#チームラボ #teamLab
会期: 2019年8月9日(金)~11月4日(月)
会場: ときわミュージアム 世界を旅する植物館(山口県宇部市野中三丁目4番29号 ときわ公園内)
時間:
【イベントホールのみ】9:30~17:00(最終入館 16:30)
【イベントホール及び植物館】(最終入館 21:30)
8月9日(金)~9月8日(日)19:30~22:00
9月9日(月)~9月29日(日)19:00~22:00
9月30日(月)~11月4日(月)18:30~22:00
休館日:
9月3日(火)、10日(火)、17日(火)、24日(火)、10月1日(火)、8日(火)、15日(火)、23日(水)
入場料:
一般500円 高校生以下無料(小学生以下は保護者同伴)
※イベントホール及び植物館のどちらか一方を観覧される場合、一般300円
アクセス:
・中国自動車道<小郡IC>車で35分
・山陽自動車道<山口南IC>車で30分
・山口宇部道路<宇部南IC>車で5分
・JR新山口駅
ー路線バス特急便30分、ときわ公園入口下車(市内路線バス有)
ー宇部線30分、JR常磐駅から徒歩20分
・山口宇部空港 タクシー5分(路線バス有)
駐車場: 西駐車場、中央駐車場をご利用ください。
駐車場料金: 時間制 普通車200円~500円 大型車800円~2,000円
問い合わせ: 宇部市ときわ公園課(ときわミュージアム)0836-37-2888
URL: https://www.tokiwapark.jp/plantmuseum/
主催: 山口県宇部市
協力: 山口大学工学部、宇部工業高等専門学校
後援: 宇部日報社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、山口新聞社、中国新聞防長本社、産経新聞社山口支局、山口宇部経済新聞、NHK山口放送局、KRY山口放送、tysテレビ山口、yab山口朝日放送、山口ケーブルビジョン株式会社、エフエムきらら、エフエム山口、COME ON!FM、しゅうなんFM、FMわっしょい、FM AQUA、FMサンサンきらら
【チームラボ / teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」(2014年)、「ミラノ万博2015」日本館をはじめ、シリコンバレー、台北、ロンドン、パリ、ニューヨーク、中国、シンガポールなど国内外で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を常設。2020年秋まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」、2019年8月24日までTANK Shanghai(中国・上海)にて「teamLab: Universe of Water Particles in the Tank」を開催中。2019年7月12日から九州・武雄温泉の御船山楽園にて「チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology」開催。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)、南オーストラリア州立美術館(オーストラリア・アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(トルコ・イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ・フィンランド)に永久収蔵されている。
teamLab is represented by Pace Gallery.
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