SVPトレンド調査 「現代の消費者行動に関する調査分析」【総括】を3/21公開
~節約と贅沢が交錯する消費行動:低価格帯と高価格帯市場の消費循環~
会員制マーケットリサーチサービスを提供している、株式会社SVPジャパン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 雅、以下「SVPジャパン」)は、「現代の消費者行動に関する調査分析」と題して、主要世代の消費者行動のトレンドを把握することを目的に、年2回の定点観測を実施。2024年9月から2025年1月に実施した調査結果に基づき、今回はその総括として、日本における節約と贅沢が交錯する消費行動について言及する。
■調査目的
景気や物価上昇など経済的要因のみならず、戦争やCOVID-19などに代表される社会的環境の変化は、消費者の支出に大きな影響を与えており、消費者行動を多様化、複雑化させている。
一般消費者および、主要世代へのアンケート調査を通じて、現代の消費者行動を明らかにする。
■調査概要

■増加した層が減少した層を29.2%上回る

過去1年間の消費支出について、増加した層が減少した層を29.2%上回っており、全体的には支出が増加傾向にある。ただし、カテゴリー別の増減では「食料品」は増加する一方、「宝飾品」「預貯金・投資」「交際・遊び」などは大きく減少し、生活の優先度に応じた支出の調整がされていることがわかる。
■節約と贅沢が交錯する消費行動:低価格帯と高価格帯市場の消費循環

現在、日本の消費者は「節約」と「贅沢」を組み合わせ、収支と欲求のバランスを取っている。食料品など生活必需品の支出を控え、余剰資金を高級品やサービスに充てる消費サイクルが確立されている。
そのため、低価格帯市場が活況を呈し、小売業やファストファッション、ファストファーニチャーなどの分野で成長が続いている。一方、節約によって生まれた余剰資金は高級品や旅行、車などの贅沢消費に回され、エルメスやシャネルなどのラグジュアリーブランドを中心に、高価格帯市場も好調に推移している。
一方で、中間価格帯の企業は苦境に立たされている。ファッションや外食産業では、消費者が低価格か高級志向に二極化し、割高感のある中間層ブランドは衰退を余儀なくされている。
■本レポートの構成
・消費支出の推移
・購買決定要因
・今後の消費意向
・現在の消費行動
・企業への提言
・おわりに

■本レポートの論点
今後に向けて企業は、下記への対応が求められると、本レポートで結論付けられている。

■本レポートの購読について
購読をご希望の場合は、当社SVP会員になっていただきますと、定期的に配信する市場調査レポートを全てご購読いただけます。なお、SVP会員は、ビジネス調査に関する、クイックリサーチとプロジェクトリサーチもご利⽤いただけます。

※当社に関する資料請求またはお問い合わせにつきましては、以下をご確認ください。
■SVPジャパンについて
「成功に導くビジネスの知を、もっと身近に」をミッションとした、会員制ビジネス情報提供サービスプロバイダー。
会員企業には、ビジネス公開情報に基づくクイックリサーチ、カスタムメイド型プロジェクトリサーチを提供。日本は1974年に創業し、現在世界40カ国に渡るネットワークのメンバーとして、大手企業を中心とした会員企業の意思決定を情報力でサポートしています。
2021年には事業継承のため、経営体制を一新し、ガバナンスの強化、情報提供サービスの拡大、そして進化することを目指し、第二の創業をスタートしています。
《会社概要》
社名: 株式会社SVPジャパン
代表取締役: 橋本 雅
所在地: 東京都中央区日本橋蛎殻町1-38-9 宮前ビル2F
設立年月日: 1974年7月1日
事業内容: 会員制のビジネス情報提供サービス
URL: https://www.svpjapan.com/