「嵐山で楽しむ平安の味覚―『けずり氷(ひ)(※)』再現!かき氷フェス」開催のお知らせ

京都先端科学大学附属中学校高等学校の高校生30名による発案、産学連携の取り組み企画

 学校法人永守学園 京都先端科学大学附属中学校高等学校(所在地:京都市右京区、学校長:佐々井宏平、以下「本校」)は、2024年7月20日(土)より京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)の協力のもと、嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア(嵐電嵐山駅ビル)にて1週間の期間限定イベントを行う運びとなりましたのでお知らせいたします。本イベントでは、「平安スイーツ」として『枕草子』に登場する「けずり氷」の現代版を再現し、販売いたします。また、「けずり氷」の販売だけでなく、本校のSDGs活動の一環として、環境に配慮した地元産規格外野菜を使用したかき氷用シロップを研究・製造し、「規格外野菜を活用したかき氷(ベジ氷(こおり))」の販売も行いますので、ぜひご取材いただきたく、お願い申し上げます。

本校イベント企画生徒
「ベジ氷」用シロップ試飲会の様子

(※)「けずり氷」とは、氷室に保管されていた氷を削ったものです。平安時代に清少納言によって書かれた『枕草子』40段に「あてなるもの(上品なもの)」の一つに「けずり氷に甘(あま)葛(づら)入れてあたらしき鋺に入れたる(削った氷に甘葛をかけて、新しい金属製のお椀にいれたもの)」と記述されています。平安時代当時、上流貴族しか食せない大変貴重なものでした。

【イベント概要】

名  称:「嵐山で楽しむ平安の味覚―「けずり氷」再現!かき氷フェス」
開催期間:2024年7月20日(土)から7月27日(土)
     ※本校生徒がおもてなしをする時間 13時から16時
開催場所:嵐電嵐山駅 嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア
     3階イベントスペース
     (「めぐり逢ひて、紫式部展」会場の隣接スペース)
内  容:
①「平安スイーツ」として『枕草子』に登場する「けずり氷」の現代版再現の販売
・平安時代に食された「けずり氷」再現かき氷  1杯500円(税込)
・規格外野菜を活用した「ベジ氷」聖護院大根  1杯500円(税込)
・規格外野菜を活用した「ベジ氷」金時人参   1杯500円(税込)
※ご購入の方には、本校美術部特製「けずり氷」カード1枚をプレゼントいたし
 ます。

②本校生徒作成「嵐電に乗って歩いて知図(ちず)さんぽ」配布
※知図さんぽ…観光ガイドにあまり掲載されていない京都の歴史や文化について、
 本校生徒が歩いて発見し、知った内容をコメントと図で紹介しています。
 (別途、添付資料参照)

企画者:京都先端科学大学附属高等学校 
     図書サークル・美術部・パソコン部・家庭科同好会
    京都先端科学大学人文学部心理学科に所属する探究グループ
     「うずまさとんがりグループ」

●イベントの経緯

 本校では、2020年より、株式会社しんやさい、株式会社サン食品と食品ロス削減をめざした産学連携の「SDGs飯(めし)プロジェクト」を進めてきました。さらに、2023年からは京都先端科学大学人文学部心理学科の探究グループである「うずまさとんがりグループ」と連携し、子ども食堂やレシピコンテストの運営等を共同で行っています。この連携を軸に地域の架け橋となり、またSDGsの視点を取り入れた活動を拡大しています。本イベントは、SDGs11「住みつづけられるまちづくりを」の観点から、地元の歴史・文化の魅力を発信できるように、食と観光を結び付けた内容を企画いたしました。

●イベントの目的

1.紫式部や清少納言が注目を集める中、『源氏物語』ゆかりの地が点在する嵐電
  沿線で、食文化と文学を融合させたイベントを通じ、文学と地域の魅力を組み
  合わせた体験の提供。
2.嵐電のイベント企画「嵐電沿線いとをかし平安絵巻」にあわせ、嵐山駅周辺に
  ある平安文学と関連するスポットを高校生が歩いて探し、取材した内容を
  マップ形式で表現する。例として、平安貴族のリゾート地であった渡月橋付近
  に着目し、当時行われていた舟遊び(『大鏡』三船の才)を、遊覧ボートで
  追体験するといった内容をイラストと文で、古典文学作品の概要とともに紹介
  し、観光ガイドブックには掲載されない地元の魅力の発信。

イベント協力企業:岩本印刷株式会社・株式会社しんやさい・新食工業株式会社
         株式会社anyone・~おにぎり日和~花

【お客様お問い合わせ先】 嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア 
             Tel:075-882-5110

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