国宝 鳥獣戯画が伝わる高山寺公認! 全長11m超!手漉き和紙絵巻 『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』展開催!

ユネスコ無形文化遺産登録 手漉き和紙三紙をつなぎ合わせて制作

2024-10-09 11:00

2021年より、生産不足の手漉き和紙原料ねり(トロロアオイ)を家庭で育て、農家さん・職人さんに届ける「わしのねりプロジェクト」を運営する企画屋かざあな(東京都港区、運営:スタイルプラス株式会社)は、日本の手漉き和紙技術がユネスコ無形文化遺産登録から10周年を迎えるのを記念し、鳥獣戯画を模した手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』を制作いたしました。
世界遺産・二条城で開催される『日本の手漉き和紙技術~ユネスコ無形文化遺産登録10周年記念事業』に合わせ、この絵巻を初公開する展示会を、2024年11月30日(土)より京都市上京区葭屋町通(よしやまちどおり)の町家にて開催いたします。

制作中の鳥獣戯画手漉き和紙ができるまでの1面(手漉き風景)

手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』は、国宝『鳥獣人物戯画』が伝わる京都 栂尾(とがのお)山 高山寺より許諾をいただき、手漉き和紙の原料となる楮やトロロアオイの栽培から、紙漉きの工程、流通までのイメージをお馴染みの動物たちを模して描きました。ユネスコ無形文化遺産に登録された細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)、本美濃紙(岐阜県美濃市)、石州半紙(島根県浜田市)の三紙の手漉き和紙をつなぎ合わせた11mを超える巻物となっています。
展示会場では、三紙に墨で手描きした『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』と併せ、同様の絵柄を三紙に印刷した写しも展示いたします。手描きの墨絵と日本の和紙への印刷技術の高さを見比べていただくことで、和紙への興味と理解を深めるきっかけになれば幸いです。
展示会終了後、手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』の原本は、高山寺に奉納させていただく予定です。

会場では他に、オリジナル和紙雑貨の販売や和紙に触れるワークショップの開催を予定しています。

会場となる町家は、学校法人 京都建築学園 京都建築専門学校のご厚意により、特別にお借りした建物です。普段は学生たちの学びの場として利用されており、大正元年に建築され、平成12年に改修された伝統的な京町家に触れることができます。

年の瀬が近づく時期ではありますが、京都の地で日本の伝統文化に触れ、興味を持っていただく機会にしたいと考えております。ぜひお気軽にお越しください。

手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』概要

巻物名 :手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』
サイズ :約11.5m(巻物完成時に正確な数字がでます)
面数  :12面(第一章:原料栽培:4面、第二章:手漉き工程:6面、
        第三章:手漉き和紙使用:2面)
素材  :ユネスコ無形文化遺産登録 石州半紙、本美濃紙、細川紙
技法  :墨絵(白描画)
形状  :巻物
制作状況:8月  描画
     9月  巻物へ表装
        高山寺印制作
     11月 高山寺にて紙継に捺印入れし、巻物完成
     11月30日~12月2日 展示 
     各展示会終了後、高山寺に奉納

展示会開催概要

日時 :11月30日(土)~12月2日(月)午前11時~16時(最終日は15時まで)
場所 :京都建築専門学校「葭屋町(よしやまち)校舎」
    〒602-8139 京都府京都市上京区葭屋町通下立売下る丸屋町260
内容 :手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』展示
    手漉き和紙鳥獣戯画グッズ販売
    手漉き和紙に関するパネル、和紙、原料展示
    手漉き和紙・オリジナル和紙雑貨販売
    和紙に触れるワークショップ
入場料:500円(ユネスコ無形文化遺産登録三紙のいずれかを使った入場券付き)
    ワークショップ参加費別途

■日時指定優先入場券:1,500円
(特典:本イベント特製ユネスコ無形文化遺産登録三紙いずれかに手漉き和紙絵巻鳥獣戯画のシーンが印字されたしおり1枚(3パターンあります))

※建物の構造上、ご来場者様多数により、場内が定員に達した場合、お客様の安全を考慮し、一時的に入場制限を実施させていただきます。入場制限実施中は、日時指定優先入場券をお持ちの方のみご入場いただけます。
※チケットは20分毎の日時指定となっています。入れ替え制ではありませんので指定時間内でお好きな時間にお越しください。
※滞在時間の制限はございません。
※日時指定優先入場券の特典しおりは、当日来場時に配布いたします。
※当日券も500円で販売いたしますが、特典の入場券は付きません。
※館内は土足厳禁のため、靴を脱いでの入場となります。
※館内にはエレベーターがございません。段差やフロアの移動は全て階段となります。
※会場には専用の駐車場がございません。公共交通機関のご利用にご協力をお願い申し上げます。
※収益の一部は、被災した高山寺の修繕及びトロロアオイ栽培への活動費にされます。

■主催:わしのねりプロジェクト(企画屋かざあな)
■協力:栂尾山 高山寺/学校法人 京都建築学園 京都建築専門学校

本イベント公式サイト・日時指定優先入場券お申込み先

ポスター配布

今回特別にユネスコ無形文化遺産登録三紙に印刷したポスターを制作いたします。10枚限定で展示していただける学校や教育施設、和紙産地関連施設のみ申し込みを受付いたします。下記よりお申し込みください。お送りするのは11月を予定しています。
プロジェクトサイト: https://www.kazaana.net/tesukiwashi-chojujinbutsugiga/

わしのねりプロジェクトとは

生産者不足の手漉き和紙に不可欠な原料“ねり(トロロアオイ)”を家庭で育て、埼玉県比企郡小川町のトロロアオイ生産組合や紙漉き職人さんにトロロアオイを届けるとともに、和紙商品の開発や普及活動をしています。一般家庭と原料生産農家、紙漉き職人が一体となって原料不足を克服し、手漉き和紙の存続の一歩につながればと考えています。
https://kazaana.net/wasinoneri/

企画屋かざあなとは

企画屋「かざあな」は、各地域で根ざした文化や伝統を次世代に、世界につなげるために応援しています。伝統工芸を元気にするため、職人さんと一緒に新商品や企画を考え実行しています。海外に視点を向け、和紙ノートはフランスのパリで販売中です。
https://kazaana.net/

制作中の鳥獣戯画手漉き和紙ができるまでの1面(原料仕込み風景)
巻物にする前の高山寺での確認
展示会ポスター
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