患者の身体的負担の軽減と医師の移植手技の簡便化を実現 再生医療製品「自家培養軟骨ジャック(R)」の一部変更承認を取得
富士フイルムの子会社である株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役:畠 賢一郎)は、1 月 31 日、膝関節における外傷性軟骨欠損症又は離断性骨軟骨炎の治療に使用されている再生医療等製品「自家培養軟骨ジャック(R)」(以下、「ジャック」)の仕様変更について、厚生労働省より一部変更承認を取得しました。今回の仕様変更は、患者の身体的負担の軽減と医師の移植手技の簡便化を実現するものです。
◆詳細はWebページをごらんください。
http://www.jpte.co.jp/news/20190131.pdf?link=atp
「ジャック」は、2012 年に、膝関節における外傷性軟骨欠損症又は離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症を除く)を適応対象として製造販売承認を取得した再生医療等製品です。整形外科領域における日本初の再生医療等製品で、2013 年から保険適用されています。これまで、「ジャック」を用いた治療では、患者から採取した軟骨組織を約 4 週間培養して作製した「ジャック」を欠損部に移植し、患者の脛骨から採取した骨膜で欠損部を覆って治療する方法が行われていました。このような中、当社は、2018 年 4 月に患者の骨膜の代わりに人工のコラーゲン膜を使用する、「ジャック」の一部変更承認申請書を厚生労働省へ提出し、このたび承認を取得しました。今回の承認取得により、「ジャック」を用いた治療において、患者の骨膜採取が不要となるため、患者の身体的負担軽減と、医師の手技の簡便化を図ることができます。当社は今後も、「ジャック」のさらなる普及を目指し、再生医療の実用化・産業化を通じて患者の生活の質(QOL)の向上に貢献していきます。
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