千葉雄大・藤井隆ほか個性的なキャストが集結 筒井康隆の傑作小説が音楽とダンスの狂乱とともに、令和に蘇る! KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』カンフェティでチケット発売

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース、『ジャズ大名』が2023年12月9日 (土) ~2023年12月24日 (日)に神奈川芸術劇場〈ホール〉(神奈川県横浜市中区山下町281)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2023年10月7日(土)10:00より一般発売開始

カンフェティにて2023年10月7日(土)10:00より一般発売開始
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巨匠・筒井康隆の傑作小説を、演出家・福原充則が舞台化。 音楽とダンスの狂乱とともに、令和に蘇る!

長塚圭史芸術監督のもと、3年目となる2023-2024メインシーズンのシーズンタイトルは「貌(かたち)」。この“貌”という漢字には、顔だち、容姿、物のすがた、外観、等の意味があります。長塚は、このシーズンタイトルについて、『目に見える「かたち」、触れて確かめる「かたち」、聞こえてくる「かたち」もあるかもしれません。(中略)あくまで「かたち」に過ぎないのに。けれど抗い難く「かたち」に囚われるのが人間です。』と話します。メインシーズン「貌」では、多彩なラインアップを通して、さまざまな角度から「貌」を見つめます。

2023年12月、「貌(かたち)」シーズンの<ホール>公演は、筒井康隆の傑作小説「ジャズ大名」を舞台化します。江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。岡本喜八監督、古谷一行主演による映画(1986年)でも有名な本作ですが、今回は小説から新たに上演台本を書き起こし、原作の精神を令和の世に蘇らせます。物語の舞台を原作の九州の小藩から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、荻野山中藩に置き換え、神奈川の史実を織り込んだアレンジを加えることで、神奈川を拠点にするKAATならではのオリジナル作品を創りあげます。
上演台本と演出は、舞台のみならず映像界でも多くの作品に関わり話題を提供し続ける福原充則。その高い空間演出力で、筒井ワールドを存分に表現します。音楽は、栗コーダーカルテットをはじめジャズの周辺で多彩な活動を展開する関島岳郎のもと、即興性の高い、ジャンルを横断した演奏で注目されるユニークなミュージシャン達が集結しました。ジャズが生まれる以前の黒人達の音楽に日本の楽器の音色が交じった熱狂の生演奏を繰り広げます。振付は、ダンスカンパニーBaobab主宰の北尾亘。強力な音楽に拮抗するように、リズミカルな躍動感を伴った圧倒的な群舞を創り出します。
人間の好奇心が、異質な音楽にも恐れることなくのめり込み、人種、文化の貌(かたち)を超えて熱く交流していくエネルギーとなる様を描き、「貌(かたち)」シーズンを彩ります。

あらすじ

維新の嵐が吹き荒れる江戸末期、アメリカの南北戦争が終結し、解放された黒人奴隷が故郷のアフリカを目指して船に乗り込むが、日本の小藩に流れ着いてしまう。鎖国の世、外国人の取扱いに困る藩の役人らは彼らを座敷牢に閉じこめておくが、好奇心旺盛な藩主・大久保教義(千葉雄大)は彼らの奏でる楽器の音に夢中になり、家老・石出九郎左衛門(藤井隆)の制止も聞かず、次第に城中を巻き込んでジャム・セッションを繰りひろげていく。熱狂はいつまでもいつまでも続き、そして・・・・。

千葉雄大・藤井隆ほか、個性的なキャストが集結!

音楽好きの荻野山中藩の藩主・大久保教義役に、映画・ドラマだけでなく、近年は『ポーの一族』(21年)、『世界は笑う』(22年)と舞台での好演も記憶に新しい千葉雄大、家老・石出九郎左衛門役に、芸人・歌手・俳優としてマルチに活躍し、舞台ではストレートプレイからミュージカルまで欠かせない存在となっている藤井隆。今作で舞台での初共演を果たす2人が、息の合った掛け合いで、爽快に、かつ熱く舞台を駆け抜けます。
また、数々の舞台で強烈な印象を残す大鶴佐助、元DA PUMPのメンバーでダンサー・俳優として活躍する山根和馬、抜群の演技力で着実にキャリアを積み重ね、若手俳優の中で最も活躍が期待される女優の一人である富田望生、俳優としての豊富な経験に加え、音楽活動も積極的に行う大堀こういち、数多くの話題作に出演し続けながら近年は演劇ユニット「さんぴん」での活動でも注目を集める板橋駿谷、北尾亘、永島敬三、福原冠の4名、高い身体能力を持ち幅広い役を演じわける今國雅彦、佐久間麻由といった個性的なキャストの出演が決定。さらに、日本に流れ着く黒人役には、ソフトバンクのCM等でおなじみのダンテ・カーヴァーのほか、イサナ、モーゼス夢が加わり、人気・実力を兼ね備えた俳優陣が、福原が創り出す筒井ワールドを実現します。

コメント

福原充則(上演台本・演出)     
私にとって〝筒井康隆〟とは〝歌舞伎町のサウナ〟です。若い頃、西武新宿駅の向かいのサウナで、深夜番のバイトをしていたのですが、途中2時間も休憩時間があるんです。仮眠時間ということで。その時間に私は、いや、〝おれ〟は、古本屋で買ってきた(売り上げに貢献していませんね、すいません)筒井先生の文庫本を、むさぼるように読んでいました。客の使用済みサウナパンツの詰まったリネンの袋に寝っ転がって読み、ぶっ飛び、旅した、数々の異世界の記憶…。『ジャズ大名』の例のシーンも、何かに没頭している時間の美しさと狂気を、サウナ並の熱さで舞台上に展開できたらと思っております。

千葉雄大(藩主 大久保教義役)     
これから始まる福原さん演出の『ジャズ大名』稽古、本番に向けてドキドキとワクワクが行ったり来たりで感情が忙しいです。藤井さんは俳優を始める前からファンなので本当に贅沢だな、と。子供の頃の僕に教えてあげたいです。

藤井隆(家老 石出九郎左衛門役)
福原充則さんに楽しそうな舞台に呼んでいただいてとても嬉しいです。沸々としながら物語の中をスカッと駆け抜けていくのかなぁと想像して心躍らせてます。     
千葉雄大さんは初めてテレビの仕事でご一緒した時にとても楽しかったので、舞台という長い期間でまたご一緒できるのがとても嬉しいです。     
冬の公演なので気を引き締めてと思っていますが、せっかくKAATに通わせていただくので中華街に一度くらいは行きたいなぁ、と思っています。少しづつ状況が良くなって行くことを期待してます。     
まだ少し先ですが、冬の横浜にお越しいただけますようご検討よろしくお願いします。

公演概要

『ジャズ大名』
公演期間:2023年12月9日 (土) ~2023年12月24日 (日)
会場:神奈川芸術劇場〈ホール〉(神奈川県横浜市中区山下町281)

【原作】筒井康隆 <「エロチック街道」(新潮文庫)所収>      
【上演台本】福原充則 山西竜矢  
【演出】福原充則  
【音楽】関島岳郎  
【振付】北尾亘

【出演】
千葉雄大 藤井隆
大鶴佐助 山根和馬 富田望生 大堀こういち  
板橋駿谷 北尾亘 永島敬三 福原冠 今國雅彦 佐久間麻由 
ダンテ・カーヴァー イサナ モーゼス夢  
高田静流 入手杏奈 米田沙織 山根海音 神野幹暁 
【演奏】大熊ワタル 川口義之 辰巳光英 和田充弘 桜井芳樹 こぐれみわぞう 関根真理 関島岳郎

■公演スケジュール
12月09日(土) 15:00
12月10日(日) 14:00◎
12月13日(水) 14:00
12月14日(木) 19:00◇
12月15日(金) 14:00◎
12月16日(土) 13:00 / 18:00
12月17日(日) 14:00
12月19日(火) 14:00
12月20日(水) 19:00◇
12月21日(木) 14:00
12月22日(金) 14:00
12月23日(土) 13:00◎ / 18:00
12月24日(日) 14:00

◎=託児サービスあり。公演1週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)
◇=S席平日夜割

■チケット料金(全席指定・税込)
S席: 8,800 円
S席平日夜割(12/14.12/20): 7,900 円
A席: 7,000 円
神奈川県民割引(在住・在勤/S 席のみ): 7,900 円
U24 チケット(24 歳以下): 4,400 円
高校生以下割引: 1,000 円
シルバー割引(満 65 歳以上): 8,300 円

※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花(ロビー花・楽屋花)、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。
※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問い合わせください。
【チケットかながわ】0570-015-415(受付時間:10:00~18:00)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※営利目的の転売禁止。

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