世界初、一夜限りの最新型花火エンタテインメント『東京SUGOI花火』開催60周年ストーンズの楽曲と日本の匠の花火がシンクロ、夏の夜空を1万4000発が彩る
アーティストやレーベルとコラボレーションを行い、音楽と花火をシンクロさせるという最新型エンタテインメント『東京SUGOI花火』が2022年7月6日、ザ・ローリング・ストーンズの60周年を祝うバンド公認「THE ROLLING STONES 60th ANNIVERSARY THE GREATEST FIREWORKS~感激!偉大なる花火~」を東京競馬場で開催した。
ザ・ローリング・ストーンズは、1962年に結成、現在もツアーを続けるロックンロールバンド。
今年、60周年を迎える彼らは5月13日に未発表音源をフィーチャーした77年の伝説的なライブ盤「ライヴ・アット・エル・モカンボ」をリリース。ここ日本では、日本の誇る国産の花火玉で彼らの60周年を祝うこととなった。花火演出を担当するのは、国内外で評価の高いクリエイティブディレクター平山英雄氏(H2 Show Design Associates)と花火業界の次世代を担うテクニカルディレクターの中嶌結希氏。
この日、ナビゲーターとしてフリーアナウンサーの岡副麻希がMCを担当。本公演のアンバサダーである競馬騎手・武豊からの挨拶映像が東京競馬場のターフビジョンに流れ、いよいよ開演。冒頭、昨年8月に惜しくもこの世を去ったストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツの逝去を悼み、古くからの日本の慣習である花火による追悼を本編開催前に行った。欧州由来の製造技術に日本の花火職人が独自の技術を施し制作した欧州と日本の花火技術が融合してできた花火玉で、ここ日本の地においてチャーリーを追悼した。
オープニングは「Continental Drift」でスタート。89年~90年の日本を含む、ワールドツアーもこの流れでライブがスタートすることが多く、ツアーを再現するかのような選曲に会場は一気にヒートアップした。本編の一曲目「Start Me Up」もライブのオープニングに選ばれることが多く、大迫力の花火と楽曲のシンクロに観客はおおいに盛り上がった。続くライブ定番曲「Brown Sugar」「Tumbling Dice」と、まさにライブさながら。また、東京競馬場にちなんでか、名バラード「Wild Horses」や、ライブで演奏されることは珍しい「She Was Hot」でも圧倒的な花火とともに夏の夜空を彩り、ファンを喜ばせた。最後を飾ったのは、65年にリリースされた彼らの代表曲「Satisfaction」のライブバージョン。81年以降はライブツアーのセットリストに定着、12年以降アンコールのラストを飾っている。2万3000人の観客を、ストーンズの音楽と、1周2㎞に及ぶ馬場を縦横無尽に駆け抜けるシンクロ率100%の豪華花火の競演で魅了した。
東京SUGOI花火
「THE ROLLING STONES 60th ANNIVERSARY
THE GREATEST FIREWORKS~感激!偉大なる花火~」
(文:福田信昭 花火撮影:コザイリサ & 橋本龍二)