東急セキュリティ、現場DXアプリを運用拡大へ ~ Connecteam導入を1,000名規模へ、警備員DX加速 ~
東急沿線を中心に警備サービスを提供する東急セキュリティ株式会社(以下、「当社」)は、警備員業務のDX推進のため、現場DXアプリ「Connecteam」の導入を拡大します。
Connecteamは、海外で実績がある現場DXのためのモバイルアプリで、サービス業・製造業・建設業など様々な業種のグローバル企業に採用されています。
当社は、国外で培われた豊富な機能や、これらの機能がSaaSで利用できる点を評価し、警備員DXを全面的に推進するためのオールインワン・プラットフォームとして、国内初の大規模導入に踏み切りました。
警備業界は、労働人口の減少から人手不足が続いており、求人倍率が高止まったまま、慢性的な欠員状況にあります。また、離職率の高さから人材の入れ替わりも激しく、「働き方変革」や「業界イメージ刷新」、「人材育成強化」などが業界全体の課題になっています。
さらに当社は、鉄道駅・オフィスビル・商業施設など約100施設に、約1,000名の警備員を展開しており、多拠点にまたがる「警備品質の標準化」や「管理体制の強化」も課題だったことから、これらを業務全般のDXを通じて、総合的に解決することを検討していました。
このため、昨年からConnecteamを試験導入して段階的に拡大してきましたが、現在では約半数の施設まで活用が広がっており、渋谷スクランブルスクエア、東急歌舞伎町タワー、Shibuya Sakura Stageなど、大規模施設の警備にも役立てられています。
各施設で、「業務通達」「シフト管理」「チェックリスト」「マニュアル」などの警備関連の業務やツールをアプリに置き換えていった結果、「迅速・確実なコミュニケーション」や「オペレーションの効率化・見える化」、「研修期間の短縮」などの面で着実な成果に繋がっていることから、この度、Connecteamを全施設に拡大していくこととしました。
また、これまで培ったノウハウをもとに、他の警備会社や現場を抱える異業種に向けて、Connecteamの導入支援を行うことも検討していきます。
当社は、これまでも画像解析を積極的に活用するなど、警備のDXに積極的に取り組んできましたが、今後もこのような取り組みを継続して、お客様や東急沿線の安心・安全に貢献してまいります。
詳細は以下の通りです。
Connecteamについて
Connecteamは、デスクレスワーカーのための業務管理アプリで、「コミュニケーション管理」「オペレーション管理」「人事・育成管理」のための機能を、オールインワンで提供します。
80か国・36,000企業で利用され、SodaStream(ペプシコグループ)、Sodexo、Saint Gobainなど大手企業も含まれます。
https://connecteam.com
当社の課題
(1)多数の警備対象施設における警備品質の標準化
(2)司令センターによる各施設への遠隔管理の強化・効率化
(3)各施設に配属される警備員の業務習得時間の短縮
(4)多様な施設間の人事ローテーション促進
(5)一人の警備員が複数の施設を担当できる仕組みづくり(マルチシフト化)
当社の活用・効果
業務通達(掲示板)
・Before
全通達・インフォメーションを週次で印刷、各施設に郵送。
隊員の閲覧確認はハンコによる。
・After
アプリで迅速に伝達。
隊員の閲覧状況を遠隔で把握でき、ペーパーレス化も実現。
上番連絡(シフト管理)
・Before
各施設の隊員は、業務開始を本部に電話連絡。
本部電話は、ピーク時パンク状態。
・After
シフト作成~配布~業務開始まで、アプリ管理。
数百本/日の電話削減。
チェックリスト(日報・チェックリスト)
・Before
紙のチェックリスト携行。
記入時に両手がふさがり、荒天時の巡回中など不便。
・After
バインダーを持ち運ぶことなく、スマホ記帳。
写真添付等で、エビデンス強化。
マニュアル(文書管理)
・Before
業務マニュアルは座学用。
現場で参照できず、OJT期間短縮の課題に。
・After
電子マニュアルのスマホ参照で、新人育成の早期化や不安解消。
本部からのマニュアル管理も可。
活用イメージ
会社概要
会社名 : 東急セキュリティ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 下形 和永
所在地 : 東京都世田谷区太子堂4丁目1番1号 キャロットタワー21階
事業内容 : 警備サービス
ホームページ: https://www.tokyu-security.co.jp