【名城大学】「体操のお兄さん」佐藤弘道薬学部特任教授が「健康づくり体操」を指導

学生たちに運動指導のノウハウを伝授

自ら体を動かして指導する佐藤特任教授

NHK「おかあさんといっしょ」の第10代「体操のお兄さん」で、今年4月に本学薬学部の特任教授に就任した佐藤弘道さんが11月11日、八事キャンパス体育館で、5年次の後期開講科目「運動療法」と、公開講座「健康づくりのための健康実践教室」で、学生や一般受講者に健康づくり体操を指導しました。
「運動療法」は、薬剤師になって地域の健康サポート薬局で住民の健康づくりを担っていくうえで必要になる運動指導の技能を習得するための科目で、この日は5年生約40人が受講。佐藤特任教授は「健康実践教室」の前後で1時間30分にわたって、学生たちに中高年への運動指導のノウハウなどを伝授しました。

公開講座では優しいトークで和やかに指導

佐藤特任教授は体をほぐすジャンプから始まり、屈伸や首回しなどのストレッチを自ら体を動かしながらお手本を示して指導し、「柔軟体操は『痛気持ちいいぐらいで』」などとアドバイス。さらに健康づくり教室などでの注意点として「参加者を笑顔で迎えましょう」「さりげなく顔色をチェックしてください」といった点を挙げていました。
「健康実践教室」は、地域貢献を目的に一般公募し、薬学部健康・スポーツ科学研究室の梅田孝教授らが指導する講座で、9月30日~12月10日の全12回の予定で開催されています。梅田教授が企画・監修し、佐藤特任教授が考案・指導したDVD教材「健康サポート体操」を基に、主に中高年の参加者が受講し、5年生も加わって一緒に汗を流しました。
この日は、足踏みやひじ回しなどの準備体操に続き、佐藤特任教授は脚の筋肉や体を引き締めるトレーニングを中心に指導しました。スクワットなどのストレッチではお手本の動きを見せた後、受講者が実技に取り組むと、「椅子に座るようなイメージで」と分かりやすく助言したり、「そのまま寝ないでくださいね」とユーモアを交えて和ませたりしていました。
受講者は「優しいトークで楽しかったです」「後で筋肉痛になりそうですが、よく体を動かすことができました」と満足そうでした。佐藤特任教授は「年齢を重ねていくと下半身が大事になってくるので、体幹を中心にあえてきつめの内容にして指導しましたが、参加した皆さんは健康運動の動きに慣れていて安心してできました」と振り返っていました。

学生たちと写真に収まる佐藤特任教授(中央)
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