SNSで人気に火が付いた超短編小説をコミカライズ 『4コマで読む54字の物語』2/22発売
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株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2025年2月22日に『4コマで読む54字の物語』(氏田雄介 原作/武田侑大 漫画/税込1,210円)を発売します。「54字の物語」は、氏田雄介氏がインスタグラムに投稿していた小説をもとにして生まれた超短編小説で、「文字だけなのに映える」とSNSで注目を集めました。書籍化によって読者層を大人から子どもまで広げ、これまでに続編を含め12タイトルを擁する人気シリーズに成長しています。本書は、累計80万部を突破した「54字の物語」シリーズ初となるコミカライズ作品です。
SNSから学校の授業まで、人気の高い「54字の物語」シリーズとは
「54字の物語」は、「9マス×6行の原稿用紙」の中で完結する超短編小説です。2018年に書籍第1弾を発売した直後から大きな反響を得たことで、作品を公募する「54字の文学賞」を開催したところ、SNSユーザーや企業アカウントから応募が相次ぎました。また、小中学校の国語の授業での「54字の物語」をつくる取り組みがテレビで紹介されたり、クイズ番組で「54字の物語」をもとにした企画が生まれたりと、SNS以外の場でも話題を呼んできました。
超短編小説を4コマ漫画にした背景
最新刊が4コマ漫画になった背景には、シリーズの節目となった第10巻『54字の物語X(テン)』に掲載した、おまけ漫画の反響があります。読者の期待に後押しされた執筆陣は、「小説と漫画で別の楽しさを提供したい」と考え、企画をスタート。たった54文字から驚きや怖さといったゾクゾク感が得られる小説版の魅力を活かしつつ、登場人物のキャラクター設定の練り込みや4コマ各話に伏線を散りばめた読み応えあるコミカライズにこだわり、約1年かけて本書を完成させました。
あらすじと構成、読みどころ
本書は、主人公のタロウが、空想と現実が交錯する街「エリア54」で起きる奇妙な事件に巻き込まれていく4コマ漫画54話を収録しています。4コマ漫画はシリーズイラストを担当する武田侑大氏が描き下ろしました。原作では名もなき登場人物だった悪魔や博士らに名前が与えられ、キャラクターとして描かれました。彼らはタロウが遭遇する事件へも関与しており、1冊を通して読むとわかるつながりやしかけも加えられています。本書で「54字の物語」を初めて読む人も、すでに読んだ人も、最後まで読むとそのしかけに気づき、「ゾクゾク感」が味わえる作品となっています。
【収録される4コマ漫画の一例】
![例➀[願い]](/attachments/8G2nFi9jOXF49eUwA2lv.jpg?w=700&h=700)
![例②[心の声]](/attachments/DXByH6j32UOv2r9F7HkS.jpg?w=700&h=700)
【本書に登場するキャラクターたち】
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『4コマで読む54字の物語』について
◎原作:氏田雄介(うじた ゆうすけ)
平成元年、愛知県生まれ。株式会社考え中代表。著書に、1話54文字の超短編集「54字の物語」シリーズ(PHP研究所)、世界最短の怪談集「10文字ホラー」シリーズ(星海社)、当たり前のことを詩的な文体で綴った『あたりまえポエム』(講談社)、迷惑行為をキャラクター化した『カサうしろに振るやつ絶滅しろ!』(小学館)、書き出しと結びが決まっているショートショート集『空白小説』(ワニブックス)など。「ツッコミかるた」や「ブレストカード」など、ゲームの企画も手がける。
X(旧Twitter):@ujiqn / 株式会社考え中 Website https://thinking.co.jp/
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◎漫画:武田侑大(たけだ ゆきひろ)
1994年、愛知県日進市出身。名古屋市立大学芸術工学部を卒業後、フリーランスのイラストレーターとして活動中。サイエンスやテクノロジーといった分野を中心に、ユーモアを大切にしながら幅広いタッチで書籍や広告、WEBメディアにイラストを多数提供している。主な作品に『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』(プレジデント社)、「54字の物語」シリーズ(PHP研究所)などがある。
X(旧Twitter) @unigimo Website https://takedayukihiro.com/
【書誌情報】
タイトル:4コマで読む54字の物語
原作:氏田雄介
漫画:武田侑大
定価:1,210円(10%税込)
発売日:2025年2月22日
判型:四六判並製
ページ数:144頁
ISBN:978-4-569-88208-6
発行:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/54ji/
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