<宮崎県小林市>てなんど小林プロジェクトの「西諸弁ポスター」 素材写真の募集コンテストを実施!
出身者でないと難解すぎるコンテスト!? 「よかと」や「ちょっしもた」写真がポスターに!?
宮崎県小林市(所在地:宮崎県西部、市長:肥後正弘)は、「地方創生」に向けた取り組みの一つとして市民や出身者らがクスッと笑えて、時には郷愁感から涙できる話題を提供する「てなんど小林プロジェクト」を展開しています。
プロジェクトでは、宮崎県の県西部で話されている諸県弁を使った西諸弁ポスターや動画を制作しています。2017年12月15日(金)には、地元高校生が作詞し、地元出身アーティストNOBUが作曲して小林市公式YouTube( https://youtu.be/o_nelx3ghYg )で公開したPRミュージックビデオ『田舎女子高生』が出身者問わず「泣ける」「まじで地元に帰りたくなった」と話題になっているプロジェクトです。
そのプロジェクトにおいて一番のキラーコンテンツとなっており、市内外問わず親しまれている西諸弁ポスターを一般の方からの投稿写真で作成してみようというコンテスト「西諸弁ポスター素材写真コンテスト~あなたの一枚が西諸弁ポスターに~」を2017年12月1日(金)より開催しています。
「西諸弁ポスター素材写真コンテスト」は、たくさんの人を巻き込んで、さらに郷土の言葉を親しみやすいものにし、後世に残していく為、ポスター用写真を募集します。募集するポスター用写真のテーマは以下の難解なテーマも含めた7つ。
◆募集するポスター用写真のテーマ
テーマ1「いしちゃ」
意味:急な冷たさを感じたさま。天井から落ちてきた水が身体にかかったときなどに用いられる。
テーマ2「おんじょんぼ」
意味:すっかり年期の入った夫婦。
テーマ3「おぜ」
意味:怖さを感じたさま。最上級の怖さを表現するときは「おぜもおぜ」のように2回用いられる。
テーマ4「ずんだれ」
意味:着ている服などがだらしなくたれている、またはよれているさま。
テーマ5「てのっせ」
意味:一緒に。てのっせさるこ(一緒に行こう)などのように用いられる。※類義語:てなん、てなんで、てのっせえなど。
テーマ6「いたしっばれ」
意味:披露宴。主に、披露宴が終わった後、親族や同じ常会の人々を新郎新婦の実家に招き、宴会をするさま。
テーマ7「自由枠」
テーマ1~テーマ6以外の西諸弁で、かつ、これまで発表された西諸弁ポスターの言葉と異なるもの。
以下、すでにポスター化している西諸弁※50音順
あんどせた、いっきょた、いて、いん、うっせる、うんまか、おじろごたい、かずん、がね、からう、きかんたろ、ぎぎまき、きしゃ、きびる、きもっがえ、ぎゅった、ぎをいう、きんきん、くいま、くしぇらひか、ぐらしか、けこ、けもん、げんね、こどい、しもた、しゃべいごろ、しょつのんごろ、しょてかぎい、しょのん、すいっちょん、すーすーすい、好っじゃ、すわぶい、すんくじら、そがらし、そろいと、だいやめ、ちきい、ぢだ、ちゃじょけ、ちょっしもた、ちんがら、つ、つし、でこん、でんきんばした、ときっ、とぜんね、とづかん、どんじ、なば、ぬかいべった、ぬりがよ、はずだ、はすんたろ、はっちた、はめっくい、はわく、はんとける、ぴ、ひょうきんたん、びっきょ、ひっけじょ、引っこやす、ひったまがった、びっちゃげる、びんた、ひんつけ、びんずいこ、ひんねいかぶい、ぶーちん、ぶげんしゃどん、へ、へたたっぼう、べぶ、ほ~したい、まだよくろちょらんが、まっくらすん、むぜ、やいちらけた、やせ、やっせん、やまいもをほい、やんかぶい、ゆっかすい、よだっごろ、よかにせ、よかふじゃらい、よか嫁じょ、よくろんぼ、よま、よんごひんご、ラーフル、わいがおいに、わらうっごろ、んだもしたん
以上のテーマに沿った写真を募集し、各テーマごとに最優秀作品を決定します。
最優秀作品には、1万円の賞金が贈られるほか、プロジェクトの公式ポスターとして採用されます。その他にも、参加賞として応募者から抽選で20人に、自分が応募した写真を使った西諸弁ポスター(A4サイズ)を贈呈します。
募集締め切りは2018年1月19日(金)で、年末やお正月に家族が集まるなどのイベント時にもテーマに合うような写真を撮影するチャンスがあり、このコンテストをとおして、家族や友人など人とのつながりを感じたり、郷土の良さを改めて実感する瞬間ができることを期待しています。
宮崎県西部出身の方以外のコンテスト応募も大歓迎です。年末年始に、冬休みに、是非多くの方のご応募をお待ちしています。
以下の応募フォームからご応募ください↓↓
http://www.tenandoproject.com/contest201712
「てなんど小林プロジェクト」ホームページ↓↓
http://www.tenandoproject.com/
◆地域資源や魅力を発掘・ブランド化していく「てなんど小林プロジェクト」
「西諸弁標準語化計画」を合い言葉に展開している方言ポスターの制作。これは市のPR事業「てなんど小林プロジェクト」の一環です。方言だけでなく、風景、食、文化、伝統などあらゆる資源や魅力を住民力によって掘り起しブランド化していこう、という事業です。「てなむ」は、「一緒に」という意味の西諸弁で、それに「ブランド化」を進めたいという想いを込めた造語です。
◆宮崎県小林市とは?
宮崎県小林市は、人口約45,000人(2017年3月1日調べ)、面積562.95平方キロメートルの小さな市です。四季折々の姿を見せる自然と人々の営みが共生する風光明媚なまちであり、観光地、歴史的な名所、文化や伝統行事など、多彩な魅力もたくさん有しています。
地方創生の流れの中、「まちづくり」という言葉を耳にすることが多くなっています。今、都会にいながら退社後や休日に、地方のPRやプロジェクトに加わったりと、地方に移住しなくても地方と関わる働き方(パラレルキャリア)が浸透してきています。
小林市は、定住人口を増やす移住・定住政策を進める一方、こういったパラレルキャリアを積極的に迎え入れる、もしくはそういった人たちの舞台として選ばれるまちづくりを進め、交流人口やまちづくりへの参画人口の増加を図っています。