加賀エアロシステム、米国RMCI, Inc. と総代理店契約を締結

国内で航空機のヘルス&ユース・モニタリング・システムを販売開始

2024-03-21 16:40

加賀電子株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:門 良一)の連結子会社でヘリコプターの機体・部品販売ならびに運航受託等を行う加賀エアロシステム株式会社(本社:和歌山県西牟婁郡、代表取締役社長:杉本 正司、以下「当社」)は、米国の航空機ヘルス&ユース・モニタリング・システム(以下、「HUMS」)のプロバイダー、RMCI, Inc.(以下「RMCI社」)と同社製HUMSに関わる総代理店契約を締結いたしました。

HUMSとは、機体構造材の各所に取り付けたセンサーで負荷データを収集・記録することで、航空機の健全性及び使用状況をモニタリングするシステムです。
RMCI社製HUMS「XRDSTM」は、航空機の機体構造材の振動レベルの変化やフライトデータを包括的にモニタリングすることにより、航空機の耐空性に影響を及ぼすような不具合を軽微なうちに検知し、航空機事故を未然に防止するとともに、整備コストも削減します。同製品は、米国国務省で使用されているヘリコプター「UH60」や「UH1」等にも採用されるなど、全世界で官民合わせ3,000機以上のヘリコプターをサポートする、最も先進的な航空機モニタリングシステムです。
当社はRMCI社の日本総代理店として、加賀電子グループの総合力を活用し、防衛省など官公庁需要を中心に同製品を提供することで日本の航空安全に貢献してまいります。

【 XRDSTMの概要】
仕様
・必要電源  : 350 mA @ 28 VDC
・入力電圧範囲 : 9 〜 36 VDC
・動作環境(温度) : -40 〜 85 °C
・寸法  : 170 x 180 x 54 mm
・搭載重量  : 〜2 Kg (搭載機体により異なる)
・データ保存容量: 32 GB (30MB/飛行時間で1,092飛行時間分)

< RMCI社製XRDSTM >

機能
・振動健全性モニタリング(VHM)
・使用状況と構造健全性モニタリング
・フライトデータモニタリング(FDM)
・ロータートラックアンドバランス(RTB)
・フライトオペレーション品質保証(FOQA)のサポート
・安全管理システム(SMS)のサポート

< 振動健全性のモニタリングデータ(例)>

追加型式設計承認*1 (STC:Supplemental Type Certificate)取得実績
•Bell Textron社製ヘリコプター 212 / 412 / 412CF / 412EP
•Airbus社製ヘリコプター AS350B2 / AS350B3 / BK117 B-2 / BK117 C-2 等

【RMCI社の概要】
(1) 会社名 :RMCI, Inc.(https://www.rmci-inc.com
(2) 本社所在地 :米国アラバマ州ハンツビル
(3)代表者 :Kenneth Speaks(CEO)
(4)事業内容 :HUMSの開発・製造、ソフトウェア開発、フライトデータ分析

【本件に関するお問い合わせ先】
■お客様からのお問い合わせ
加賀エアロシステム株式会社
https://www.kg-aero.co.jp/
〒101-0023 東京都千代田区神田松永町20番地
TEL: 070-3869-6579
東京営業所 営業課 金田 裕佑
E-mail:sales@kg-aero.co.jp

■報道機関からのお問い合わせ
加賀電子株式会社
https://www.taxan.co.jp
〒101-8628 東京都千代田区神田松永町20番地
TEL:03-5657-0106/FAX:03-3254-7133
IR・広報課 野山 義治
E-mail:y_noyama@taxan.co.jp

*1追加型式設計承認とは、型式証明を取得した航空機に対し、その事業者以外の者(航空会社や航空機整備会社)での設計の一部変更を国が承認する制度です。

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