ネットとリアルの融合システム「デジタル・ラボ」、郊外店に導入拡大

“狭小店”から“大型店”へ、EC在庫1,000万点から選んで店で試着・採寸

2019-11-27 10:30
デジタル・ラボのご案内イメージ(洋服の青山 岡山大安寺店)

 青山商事株式会社(本社:広島県福山市/代表取締役社長:青山理(おさむ))は、ネットとリアルの融合システム「デジタル・ラボ」を、地方郊外店である「洋服の青山」の「フレスポ能代店」・「鶴岡店」・「いわき平店」・「郡山桑野店」・「岡山大安寺店」・「松山店」の6店舗に導入し、12月2日(月)から順次運用を開始します。「デジタル・ラボ」の地方郊外店への導入は今回が初めてで、これにより導入店舗数は「洋服の青山」で29店舗となります。

 「デジタル・ラボ」は、ネットの豊富な在庫数とリアル店舗の接客サービスの両メリットを最大限に生かしたシステムです。導入店の店内には、当社のECサイトと連動するタッチパネル式の大型サイネージやタブレット端末を複数設置し、来店客はこれらの端末を通して、ECサイト上にある約1,000万点以上の在庫からお好みの商品を選ぶことができます。当社のECサイトは店在庫とも連動しているため、『デジタル・ラボ』の導入店では「洋服の青山」約800店舗にあるすべての在庫を確認することが可能となります。

 利用者は店在庫をゲージ見本として試着や採寸を行うため、実際の商品の色柄や着心地などを確認した上で購入することができるのも特徴の一つです。会計は店で行うほか、商品は自宅に配送となるため、購入後は 手ぶらで帰ることができ、後日店に商品を引き取りに行く手間も不要となります。

 「デジタル・ラボ」の導入店では、同じ色柄の商品をサイズ別で保有する必要がなく、限られたスペースで多くの種類を陳列できることから、現在は主に都市部の売場面積100坪未満の狭小店を中心に導入しています。今回は初めて郊外の売場面積200坪以上の大型店に導入しますが、この目的はスーツ売場の一部を縮小してジャケットやカジュアル商品の売場を拡充するほか、今後はオーダースーツブランドやビジカジ商品の訴求コーナーの設置なども検討していき、より魅力ある売場を目指していきます。

【概要】

◆導入システム:デジタル・ラボ

<導入店舗:6店舗>
・洋服の青山 フレスポ能代店(秋田県能代市)
・洋服の青山 鶴岡店(山形店鶴岡市)
・洋服の青山 いわき平店(福島県いわき市)
・洋服の青山 郡山桑野店(福島県郡山市)
・洋服の青山 岡山大安寺店(岡山県岡山市)
・洋服の青山 松山店(愛媛県松山市)

◆導入日:12月2日(月)から順次

■当社デジタル戦略の主要事業
「デジタル・ラボ」は、都市部を中心とした狭小店の品揃え不足を補うことを目的に2016年に開業し、1号店を秋葉原(東京都千代田区)に出店しました。このシステムは、ネット連携による豊富な品揃えと利便性の高さなどが大きな反響を呼んでおり、現在では当社のデジタル戦略の主要事業の一つとして位置付けています。当社のオムニチャネルの取り組みを具現化した店舗形態として、今後も導入を強化していきます。

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