雅楽で新しい演奏スタイルを追求 Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble 2023公演開催決定 カンフェティでチケット発売
1973年初演 雅楽の進化の原点 武満徹「秋庭歌」演奏のほか 若手注目作曲家 中堀海都「星霜」の初演
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble 2023公演『伝統と革新 ~古典を紐解き、未来の伝統を創造する~』が2023年12月18日 (月)に豊洲シビックセンターホール(江東区豊洲文化センター)(東京都江東区豊洲2-2-18)にて開催されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月18日(月)10:00より発売開始です。
カンフェティにて9月18日(月)10:00よりチケット発売開始
http://confetti-web.com/manabegagaku/
50年の時を経て 〜2人の作曲家が繋ぐ50年〜
武満徹の《秋庭歌》は1973年に初演されて以来50年となる。その後半世紀に渡り、雅楽とその楽器の創作は数多く行われ、新しい奏法の進化や雅楽の持つ音楽性は世界中に知れ渡ることとなる。その原点ともなったこの作品。武満徹が楽譜に込めた思いを、若手の精鋭たちが新たな解釈を加えて生まれ変わらせる。
ニューヨークと東京を拠点として活動する若手注目作曲家である中堀海都は1989年生まれ。武満徹の音楽に感銘を受け14歳より作曲を始めた。独特な瞑想的世界を持った作曲家で、自然と精神世界の融合を作曲の大きなテーマとしている。今回初めてNMGEのために雅楽アンサンブル作品を発表、雅楽組曲の第一歩として構想されている。
伝統を紐解く新たな創造 〜伝統と前衛を繋ぐ〜
伝統曲の音楽的要素を取り出し再構成することで、演奏解釈・演奏方法を再考。空間全体を使った演出を行う事により雅楽の持つ音楽の特色を、具体的に意味付けしていく。伝統を継承することに留まらず新たな伝統を創造し続けて行く。
雅楽の歴史的価値観や音楽的素材だけでなく、空間をも使って構成しようと試みた《秋庭歌》はまさにNMGEのこれまでの活動とも合致し、武満徹が思い描いた世界観を垣間見ることができるだろう。
【Program】
★神楽歌より《薦枕》
★冬:《盤渉調調子》(笙) 中堀海都「星霜」(管絃吹-管のみ)
★春:《双調調子》(笛) 「春庭花」(舞楽吹-管のみ)
★夏:《黄鐘調調子》(篳篥)「青海波」(管絃)
★秋:《平調調子》(全楽器) 武満徹「秋庭歌」
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble(NMGE)
「伝統を重んじ研鑽を続ける演奏家のみ新たな伝統を創造し得る」との理念の下 2020年コロナ禍で結成。
伝統に根ざしながら、庭園や遺跡・劇場空間を使い、舞台と客席という形式に捉われない演奏形式を用い、新しい演奏スタイルでの公演を行なってきました。雅楽の持つ音楽的要素を取り出し、作曲家である真鍋尚之が《調子》や二群による退吹・追吹(おめりぶき・おいぶき=旋律をずらして演奏する奏法)、退舞(おめりまい=舞をずらして舞う)の奏法を用いた演奏で新しいスタイルを考案。新しい伝統となり得る企画を創出しつづけています。
【過去公演より】
公演概要
『伝統と革新 ~古典を紐解き、未来の伝統を創造する~』
公演日時:2023年12月18日 (月) 18:30 開場/19:00 開演
会場:豊洲シビックセンターホール(江東区豊洲文化センター)(東京都江東区豊洲2-2-18)
■チケット料金
一般:5,000円
学生:2,500円
(全席自由・税込)
※学生券:NMGEウェブサイトのみの取り扱い