セブン&アイHLDGのカリスマ経営者2人がモデル 江上剛の新刊『スーパーの神様』『コンビニの神様』発売

流通業界の変遷を描くビジネス大河小説

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、金融エンタメや企業再生ドラマの名手である江上剛氏の新刊『スーパーの神様――二人のカリスマ(上)』(税込1,012円)と『コンビニの神様――二人のカリスマ(下)』(税込1,056円)を、2023年2月10日に発売しました。この2作は、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏と、セブン-イレブンを立ち上げた鈴木敏文氏がモデルとなっている、ビジネス大河小説『二人のカリスマ』上下巻(日経BP刊)を文庫化したものです。 

『スーパーの神様』表紙
『スーパーの神様』表紙
『コンビニの神様』表紙
『コンビニの神様』表紙

生き残る経営者、生き残る経営とは何かを問う作品

江上剛氏は元メガバンク勤務で、支店長時代にデビューした異色の作家です。流通業界は、デパートからスーパーマーケット、コンビニエンスストアへと、戦後80年あまりで目まぐるしく新規業態が台頭してきました。そのうねりが日本の変化を象徴していると感じた江上氏は、コンビニエンスストア事業にいち早く参入したセブン&アイ・ホールディングスに着目します。同グループの経営を牽引してきた伊藤雅俊氏と鈴木敏文氏をモデルにして、生き残る経営者、生き残る経営とは何かを描こうと考えたのです。この2人にはあって、会社を破綻させるなど、失敗した経営者には無いものについて、江上氏は「人々の変化に柔軟に、冒険的に対応する勇気ではないだろうか」と、あとがきで述べています。

セブン-イレブンは創業50周年

新型コロナウイルス感染拡大で、ネット通販やデリバリーサービスなど新たなビジネスモデルが既存業態の脅威となり、長引くインフレや値上げラッシュのなか100円ショップが急成長するなど、流通業界の変化が続く2023年、セブン-イレブンは創業50周年を迎えます。そんな今だからこそ、時代や常識を変えて流通の頂点に立った男たちの物語を、文庫版に新装しました。『スーパーの神様』『コンビニの神様』は、お客様を第一に考え、新しい価値を追求しながら働いているすべての人に届けたい作品です。

『スーパーの神様』『コンビニの神様』について

【あらすじ】

『スーパーの神様』

戦後の日本を「一商人」として生き抜いた男、藤田俊雄(伊藤雅俊氏がモデル)。商人でもあった母の教えを胸に、復員後、東京・北千住で義兄とともに洋品店を営むことに。儲けを最低限に抑え、客を第一に考えたその店は、食料品等も扱うなど業容を広げ、「スーパーマーケット」という新たな形態へと変貌を遂げていく。

『コンビニの神様』

スーパーマーケット事業を展開するフジタヨーシュウ堂に入社した大木将史(鈴木敏文氏がモデル)は、視察先のアメリカで、「コンビニエンスストア」との衝撃的な出会いを果たす。誰もがコンビニ事業への参入を反対するなか、将史は社長の藤田を説得しようとするが――。

【著者】
江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る。主な著書に、『野心と軽蔑』『我、弁明せず』『成り上がり』『怪物商人』『翼、ふたたび』『百年先が見えた男』『奇跡の改革』『クロカネの道をゆく』『再建の神様』『住友を破壊した男』『50代の壁』、「庶務行員 多加賀主水」「特命金融捜査官」シリーズなどがある。

【書誌情報】
タイトル:スーパーの神様
サブタイトル:二人のカリスマ(上)
著者:江上剛
価格:1,012円(10%税込)
判型製本:文庫判並製
レーベル:PHP文芸文庫
発行:PHP研究所
ISBN978-4-569-90270-8

タイトル:コンビニの神様
サブタイトル:二人のカリスマ(下)
著者:江上剛
価格:1,056円(10%税込)
判型製本:文庫判並製
レーベル:PHP文芸文庫
発行:PHP研究所
ISBN978-4-569-90285-2


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