農学部生が栽培した近大ICTメロン使用「季節の堂島ロール ~メロン」 近畿大学と人気洋菓子店モンシェールによる共同開発

2024-07-29 15:00
近大ICTメロンを使用した「季節の堂島ロール ~メロン」

近畿大学農学部(奈良県奈良市)と、洋菓子の製造・販売を手掛ける株式会社Mon cher(大阪府箕面市、以下 モンシェール)は、農学部生が「なら近大農法」(ICT農法)で栽培した「近大ICTメロン」を使用した「季節の堂島ロール ~メロン」を共同開発しました。令和6年(2024年)8月2日(金)から、期間・数量限定で販売します。

【本件のポイント】
●農学部と人気洋菓子店であるモンシェールが共同開発したオリジナルロールケーキを販売
●農学部生が「なら近大農法」(ICT農法)で栽培した「近大ICTメロン」を使用
●農学部生が農業の6次産業化を「実学」で学ぶ機会

【本件の内容】
「季節の堂島ロール ~メロン」は、近畿大学農学部生が「なら近大農法(ICT農法)」を用いて栽培・収穫した「近大ICTメロン」を用い、近畿大学農学部とモンシェールが共同で開発しました。生乳の香りが広がる「堂島ロール」のクリームに近大ICTメロンの果実とカスタードクリームを合わせ、ふんわりしっとりと焼き上げた生地で包んでおり、ほんのりとメロンの甘い香りが広がります。
また、販売店舗のプライスカードには、農学部農業生産科学科植物感染制御工学研究室(担当教員:教授 野々村照雄)の学生と、農業生産物に関わる仕入・販売・物流を手掛ける大和アグロファーム株式会社(奈良県吉野郡)が共同でデザインしたロゴマークが使用され、外箱には、近畿大学工学部情報学科教育情報システム研究室(担当教員:准教授 加島智子)の学生が制作したロゴマークが使用されています。
今回の共同開発を通して、農学部生が農業の6次産業化を「実学」として学ぶ機会とします。

プライスカードに使用されるロゴマーク
外箱に使用される近大ICTメロンのロゴマーク(左)、「季節の堂島ロール ~メロン」の外箱(右)

【販売概要】
商品名 :「季節の堂島ロール ~メロン」
販売開始:令和6年(2024年)8月2日(金)
     ※ 販売期間は約1週間を予定していますが、
       商品がなくなり次第終了となります。
販売店舗:パティスリー モンシェール阪急うめだ本店
     (大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店B1階)
     パティスリー モンシェールあべのハルカス店
     (大阪府大阪市阿倍野区阿倍野1-1-43
      あべのハルカス近鉄本店 タワー館B1F)
     パティスリー モンシェールファクトリーショップ
     (大阪府箕面市船場東2-7-44 1階)
     ベビーモンシェール 大丸梅田店
     (大阪府大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店B1F)
     パティスリーモンシェール大阪国際空港 関西旅日記店
     (大阪府豊中市螢池西町5-333 大阪国際空港中央ブロック2F)
販売価格:[1本] 2,160円(税込)
     [ハーフ] 1,188円(税込)
     [カット] 450円(税込)
     ※ 一部百貨店では消費税の端数を切り上げての販売となります。
販売個数:メロンの収穫量によって、その日の販売個数を決定します。
お問合せ:株式会社Mon cher コールセンター TEL(120)96-1006
     営業時間10:00~17:00

【株式会社Mon cher(モンシェール)】
令和5年(2023年)に20周年を迎えた株式会社Mon cherは、平成15年(2003年)にビジネス街大阪・「堂島」の地に誕生しました。創業時、完売でご迷惑をおかけしたお客様に1本でも多くお届けしたいと、渦巻の長い生地を節約し、「ひと巻きロール」が誕生したのが「堂島ロール」の始まりです。
所在地 :大阪府箕面市船場東2丁目7-44
代表者 :代表取締役 金美花
創立  :平成15年(2003年)9月4日
事業内容:洋・和菓子、氷菓の製造販売、喫茶の経営
URL:https://www.mon-cher.com/

【なら近大農法(ICT農法)】
近畿大学農学部は、少子高齢化に伴う農業従事者の減少や、休耕地・耕作放棄地の増加などの社会問題を解決するため、奈良県と連携して「農の入口」モデル事業を展開し、「なら近大農法(ICT農法)」を利用した栽培管理方法の確立をめざしています。現在、農業参入に関心のある農学部生18人が中心となって、株式会社アグリスタ(埼玉県川口市)の液肥を活用したメロンの栽培試験を行い、メロンの定植から収穫までの栽培のノウハウを学んでいます。
一般的に、農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、所得確保の不安定さが問題とされていますが、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理機能にICTを導入することで、農業初心者でも容易に栽培管理することが可能となります。平成29年度(2017年度)から農学部農業生産科学科(アグリ技術革新研究所兼務)教授 野々村照雄が中心となり、農業生産物に関わる仕入・販売・物流を手掛ける大和アグロファーム株式会社(奈良県吉野郡)の協力のもと、農業経験ゼロの農学部生とともに、「なら近大農法」を用いて「近大ICTメロン」を実践栽培しています。これらの栽培マニュアルは、毎年、農学部の後輩へと受け継がれています。

【協力企業】
大和アグロファーム株式会社
近畿大学農学部とともに近大ICTメロンの商品開発・販売を担っています。また、SDGsに配慮した苗を近畿大学農学部に提供しています。
所在地 :奈良県吉野郡大淀町大字桧垣本2047番地の6
代表者 :代表取締役 竹島和宏
事業内容:農業生産物に関わる仕入、販売、物流及び保管業務 他
設立  :平成26年(2014年)4月14日
資本金 :500万円
URL  :https://yaf-nara.com/

【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 教授 野々村照雄(ノノムラテルオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html
工学部 情報学科 准教授 加島智子(カシマトモコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/422-kashima-tomoko.html

農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/

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