薬局からタイレノールが消えた!?産業医ラボ.com専属管理薬剤師が解説 新型コロナワクチン接種の副反応と解熱鎮痛剤とは?

ヴェリタスジャパン、「産業医ラボ.com」コラム更新のお知らせ

 企業のヘルスケアをサポートする産業医ラボ.comを展開する株式会社Veritas Japan(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中川隆太郎、以下産業医ラボ.com)は、産業医ラボ.com専属管理薬剤師が解説する新型コロナワクチン接種後の副反応と解熱鎮痛剤に関するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。

 6月21日から産業医による職域接種も開始された新型コロナワクチン接種ですが、今回のコラムでは、産業医ラボ.com専属の管理薬剤師が新型コロナワクチン接種後の「副反応と解熱鎮痛剤」についてご紹介いたします!


■タイレノールってどんな薬?

 ここのところ薬局からタイレノール(製品名)という薬が品薄になっているというニュースを頻繁に聞く様になりました。そうです、ようやく日本でも新型コロナワクチン接種が加速し始めた結果です。タイレノールは言わずと知れた解熱鎮痛薬で、その有効成分はアセトアミノフェンです。

近所のドラッグストアでも、タイレノールが売り切れていました
近所のドラッグストアでも、タイレノールが売り切れていました


■ファイザー製ワクチンとモデルナ製ワクチンの副反応は?

 もう皆さんの周りでも既にワクチン接種を終えた方が増えてきたのではないでしょうか?そしてその副反応がどうだったか?などの情報も入ってきているのではないでしょうか。現時点(2021年6月)でのファイザー製ワクチンとモデルナ製ワクチンの副反応を整理してみましょう。

出典:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A 
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0002.html


接種部位の反応

接種部位の反応は、ファイザー製もモデルナ製も主に、発赤、腫脹、疼痛、熱感、かゆみなどでその頻度は1回目、2回目の接種では変わりありませんがこのうち疼痛は90%にのぼりました。


全身反応

頭痛、全身倦怠感、鼻水などが認められ、1回目より2回目の接種で頻度が高い傾向がありました。また年齢が下がるほど頻度が高く、男性より女性の方が頻度が高い傾向にありました。37.5度以上の発熱や全身倦怠感は2回目では50%にもなります。

これらの副反応は数日で治るのですが、この辛い副反応を少しでも和らげるために解熱鎮痛剤を求めて薬局からタイレノールが消えてしまっているのでしょう。


■解熱鎮痛剤の服用について

 タイレノールの有効成分であるアセトアミノフェンは、作用が穏やかで15歳未満のお子様や妊婦さん、またほかに薬を複数服用されている方などには第一選択となります。しかし一般の成人で健常人であればアセトアミノフェンにこだわらず、日常使用している解熱鎮痛剤を使用するのが一番です。発熱などつらい症状はなるべく避けたいのですが、まず注意すべきことは副反応の予防を目的に解熱鎮痛剤を服用するのは接種の目的である抗体価を減らしてしまう可能性があります。
熱が出てしんどい時に速やかに服用して安静にする、というのが接種後の過ごし方です。

なるべく多くの方がコロナワクチン接種をして少しでも早くこの感染症が終息することを望むばかりです。


■ 執筆 ■
竹内 敦子 たけうち あつこ
株式会社メレコム 薬事センター管理薬剤師

昭和55年に薬剤師免許を取得。その後、医学部臨床病理学で生化学研究室勤務。
後、消化器内科学にて肝炎ウイルスの遺伝子解析、がん腫瘍マーカーなどの研究に携わる。
現在は、同グループ会社 株式会社MeRecomの薬事センターにて専属薬剤師として活躍している。


Veritas Japan 会社概要

・ 会社名:株式会社 Veritas Japan
・ 代表者:代表取締役 中川隆太郎
・ 所在地:〒231-0015 横浜市中区尾上町 6 丁目 87 番地 3 産経横浜ビル3階
・ 事業内容:産業医紹介、メンタルヘルス対策、医療コンサルタント事業 他
・ 公式HP:https://www.corivapartners.com/field-veritasjapan


AIが記事を作成しています