近畿大学生物理工学部 第2回公開講座を開催 「染色体からみる遺伝の仕組み」

令和5年度(2023年度)第1回公開講座の様子
令和5年度(2023年度)第1回公開講座の様子

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、令和5年(2023年)8月5日(土)、新宮商工会議所にて、第2回近畿大学生物理工学部公開講座「BOST Science Café」(後援:和歌山県教育委員会・新宮市教育委員会)を開催します。

【講座の内容】
「染色体からみる遺伝の仕組み」
講師:生物理工学部遺伝子工学科 講師 齋藤貴宗
内容:遺伝は、親から子へ性質が伝わるものとして、古くからその現象は広く知られています。しかしながら、どのように子が親に似た性質を受け継ぎ、なぜ、兄弟姉妹は似ている一方で全く同じ人間にはならないのでしょうか?その謎を説くキーワードが遺伝子、染色体、減数分裂です。
2万個ある遺伝子の働き方の違いによって、人の見た目や性質、遺伝病の有無などが決定されます。個々の遺伝子は23本の染色体に乗っており、細胞内には両親由来の23本の染色体セットが2つ存在します。減数分裂という染色体の数を半分にする特殊な細胞分裂によって、男性であれば23本の染色体を持った精子、女性であれば23本の染色体を持った卵子が作られます。受精により染色体数が46本に戻ることで、人の体づくりが開始され、人類や多くの生物は、この繰り返しで現在まで生命をつないでいるのです。本公開講座では、この遺伝の巧妙な仕組みについて解説します。

【開催概要】
日時  :令和5年(2023年)8月5日(土)13:00~15:00(受付開始12:30)
場所  :新宮商工会議所 大ホール
     (和歌山県新宮市井の沢3番8号、JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約10分)
対象  :一般の方、中高生(定員100人、入場無料、申込先着順)
申込方法:近畿大学生物理工学部公開講座申込WEBサイトからお申込み
     申込は開催日まで受け付けています。
     https://kouza.wbs.co.jp
後援  :和歌山県教育委員会、新宮市教育委員会
お問合せ:和歌山放送内 近畿大学生物理工学部公開講座係 TEL(073)428-1431

【公開講座開催の背景】
近畿大学生物理工学部は、「人間」、「医療」、「食」、「生活」、「環境」、「福祉」をテーマに、理学・農学・工学・医学を融合させた、先進的で多彩な教育と研究を行っています。ここで得られた成果を広く一般の方々にご理解いただくため、平成11年度(1999年度)から公開講座を始めました。
生涯学習の機会とする方から、科学に興味をもつ子どもまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、これまでの受講者数は3万人を超えています。今年度も各地の教育委員会後援のもとで開催します。

【講師プロフィール】
齋藤貴宗(さいとうたかむね)
所属   :生物理工学部遺伝子工学科 講師
学位   :理学博士
専門分野 :遺伝学、分子細胞生物学
研究テーマ:交差型組換えは、第一減数分裂で相同染色体を正確に分配するために必須のプロセスです。組換えの異常は染色体の異数化や不安定化を引き起こし、不妊やダウン症、ガンなどの染色体異常疾患の原因となります。当研究室では、遺伝解析に最適のモデル生物である線虫を用いて、組換えを中心とした染色体動態の分子機構の解明をめざします。

【関連リンク】
生物理工学部 遺伝子工学科 講師 齋藤貴宗(サイトウタカムネ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2200-saito-takamune.html

生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/