近畿大学経済学部 公開講座 「スマートグリッド・エコノミクス」
近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)は、平成29年(2017年)10月19日(木)、東大阪キャンパスにて、京都大学教授の依田高典氏を招き、公開講座を行います。
【講座の内容】
「スマートグリッド※・エコノミクス」
~行動・実験経済学の政策応用~
講師:京都大学大学院経済学研究科 教授 依田 高典(いだ たかのり)氏
東日本大震災後の電力危機の中、電力改革の実証実験に携わった依田高典氏が、日本に「エビデンスに基づく政策形成」を根付かせるために、実験の成果と意義を「行動経済学」の知見からわかりやすく解説し、新しい経済学の可能性を探ります。「最強の経済学が、社会を変える」という理念のもと、横浜市・豊田市・けいはんな学研都市・北九州市を中心に、日常生活の中で経済実験を行うという、日本初の「大規模フィールド実験」で明らかになったこととは?人間の心の謎に迫る行動経済学、エビデンス重視の政策形成に興味がある学生ならびに研究者に、今注目の研究内容を分かりやすく丁寧にお話しします。
※スマートグリッド…スマートメーター(電力をデジタルで計測し、メーター内に通信機能を持たせた次世代電力量計)やHEMS(家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム)の通信・制御機能を付加した電力網
【本件の概要】
■日 時:平成29年(2017年)10月19日(木)16:45~18:15
■場 所:近畿大学東大阪キャンパス EキャンパスB館101教室
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対 象:一般の方(定員280人、入場無料、申込不要)
■お問合せ:近畿大学経済学部 公開講座係 TEL(06)4307-3043
【講師プロフィール】
京都大学大学院経済学研究科 教授 依田 高典(いだ たかのり)氏
学 位:博士(経済学)
専門分野 :スマートグリッドエコノミクス、情報通信経済学、行動健康経済学、研究政策経済学
研究テーマ:スマートグリッドやスマートヘルスケアなど、最先端の科学技術の技術実証から社会実証への橋渡しを中心課題に、それがどういったソーシャルイノベーションを引き起こすのかなど、その経済効果の測定を行うために、フィールド実験という手法を用いて分析を行う。
著 書:依田高典、田中誠、伊藤公一朗(2017年)『スマートグリッド・エコノミクス』有斐閣 他
受 賞 歴:JABMEE環境技術優秀賞(2014年4月)、フルブライト奨学金研究員(2011年9月)、日本学術振興会賞(2010年3月)、日本応用経済学会賞(2007年11月)、大川出版賞(2007年11月)、ドコモ・モバイル・サイエンス奨励賞(2007年10月)、公益事業学会奨励賞(2002年6月)、電気通信普及財団学生社会科学賞(1990年9月)