小児病棟で「ハロウィンイベント」を開催 農学部×医学部奈良病院×附属農場のコラボ

2018-10-25 14:00

近畿大学農学部(奈良県奈良市)食品栄養学科の学生らが、近畿大学医学部奈良病院(奈良県生駒市)のスタッフと共同で、平成30年(2018年)10月30日(火)に医学部奈良病院小児病棟の入院患者とその家族を対象に「ハロウィンイベント」を開催します。

【本件のポイント】
●奈良病院と農学部が連携して取り組む「食事満足度向上プログラム」の一環として実施
●入院患者やその家族の方々が病院食を通じて楽しむことができる集いの場を提供
●学生は、本イベントを通じて座学だけでは体験できない臨床栄養学の実践力を身につける

【本件の概要】
近畿大学医学部奈良病院では、小児病棟入院患者とその家族を対象とした「ハロウィンイベント」を開催します。本イベントは「食事満足度向上プログラム」の一環として一昨年から実施しており、今回はその第3弾となります。
本イベントでは、農学部食品栄養学科学生4人がボランティアとして参加し、医学部奈良病院小児病棟および栄養部スタッフと共に小児病棟内会場の看板作成や、飾り付けの他、手作り仮装グッズを患者である子どもたちと一緒に作成します。また、今回は本学附属農場の協力により、無添加みかんジュース「100%近大です。」を患者とその家族に提供します。

■日時:平成30年(2018年)10月30日(火)13:30~
■会場:近畿大学医学部奈良病院 3D病棟プレイルーム
    (奈良県生駒市乙田町1248-1、近鉄生駒線「東山駅」から徒歩約10分)
■対象:小児病棟入院患者およびその家族

【食事満足度向上プログラムについて】
農学部食品栄養学科と医学部奈良病院栄養部は、「食事満足度向上プログラム」として主に次の4点について病院食の満足度向上に向けた企画を実施しています。
1.食事に関する嗜好調査実施
従来は、栄養部で年2~4回実施していた嗜好調査を学生と共同で実施。調査結果で得られた問題点を学生が分析。

2.病棟内デイルーム掲示用に季節を感じられる献立表の作成
栄養部からの季節感やアピールポイントに関する情報をもとに、学生がイラスト入りで入院患者の献立表を作成。

3.奈良県産の農作物や近畿大学産の果物などの提供及びアピールメッセージ作成
近畿大学農学部や附属農場などで栽培された安全・安心な農産物をはじめ平群町産の農作物などを積極的に病院食献立に取り入れ、そのメッセージカードを献立に添えて情報を提供。

4.小児病棟入院患者対象イベント
本プログラムで連携する当院職員と農学部の学生が、小児病棟入院患者とそのご家族を対象としたイベントを定期的に開催。また、イベントに合わせた特別な病院食の提供による食事満足度の向上にむけた取り組みを実施。今年度は8月に開催した「夏祭り」のほか、12月にクリスマスイベントを予定しています。

【近畿大学附属農場湯浅農場について】
近畿大学附属農場湯浅農場では、柑橘類の栽培や機能性成分の有効利用に関する研究、マンゴー等の熱帯果樹類の実用化栽培の研究を進めています。中でも大規模に栽培されている温州みかんは、「近大みかん」という名前で知られています。また、当農場では約200品種の柑橘類を遺伝資源として保存しており、その内、約140種類の柑橘類については、平成27年(2015年)1月22日に開園した「柑橘遺伝資源保存園」で、一般の方々にも見学していただけます。

【「100%近大です。」について】
「100%近大です。」は、近畿大学附属農場湯浅農場で本学農学部の学生らが実習で栽培・収穫した「近大みかん」を丁寧に搾った無添加100%のみかんジュースです。中国料理レストラン桃谷樓、カフェ ラ・ポーズ等の各店にて「近大みかん」の味をご賞味いただけます。

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