【ダイキン】「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄2024」に選定
ダイキン工業株式会社は、5月27日(月)に経済産業省と東京証券取引所が実施する「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄 2024」に選定されました。「DX 銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、DXの取組みを展開し企業価値の向上につながる実績が表れている企業を選定するものです。ダイキンが選出されるのは3回目となります。
ダイキンは、戦略経営計画「FUSION25」に沿って、2023年度からの3 年間で1,800億円のデジタル投資を行い、ビジネスイノベーション、プロセスイノベーションの両方で、デジタル技術の活用を進めます。また、社内のデジタル人材育成プログラム「ダイキン情報技術大学」を中心に、デジタル人材の育成にも注力しています。
選定に至ったダイキンの取り組みは、以下の通りです。
1.業務用空調機の運用・保守や更新において、顧客ごとの異なるニーズに応じたサービスを実現するクラウド型空調コントロールサービス「DK-CONNECT(ディーケーコネクト)」を2021年度から日本で販売しています。「DK-CONNECT」は業務用空調機に求められる安心や快適性を確保しつつ、エネルギー消費量の削減による環境負荷の低減や、設備管理者の管理工数削減などを実現します。2023年度から米国や欧州、アジアなどの海外拠点への本格的な販売を開始しており、さらなるグローバル展開を目指します。
また複数の建物や施設の空調機器を一括制御することで、地域全体の快適性や電力の安定性を確保し、CO2排出量や電力コストの削減を実現する広域エネルギーマネジメントサービスにも取り組んでいきます。
2.2017年に社内に「ダイキン情報技術大学」を設立し、空調技術に精通している独自のIoT・AI人材の育成に取り組んでいます。本講座は新入社員だけではなく、経営幹部も含めたすべての社員を対象にしており、2026年3月期末には社内のデジタル人材を2,000人に増やす計画をしています。すでにプログラムを終えた多くの社員が各事業部門に配属されており、現場でのDX推進の中核となり活躍しています。
ダイキンは、今後も社内だけでなく外部との協創を通じて、DXを推進することで、環境・社会課題解決に貢献する新たなイノベーションを創出していきます。