2016年にモバイルソーシャルネットワークのユーザー数は17億人以上に ? Facebookは独自のオペレーティングシステムが必要
株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「Mobile Social Networking - Microblogging, Content Sharing, Location Tagging, Entertainment, and UC (モバイルソーシャルネットワーキング:モバイルブログ、コンテンツ共有、位置情報タグ、エンターテインメント、UC)」の販売を開始しました。
ソーシャルネットワーキングは、まもなくほとんどが携帯端末を利用したものになるでしょう。携帯電話を利用してソーシャルネットにアクセスする人の数は、2011年には5億5,000万人以上、また、2016年末にはその3倍の17億人以上になると予測されています。つまり、世界のソーシャルネットワークユーザーの3分の2以上がスマートフォンやその他の携帯端末を利用してこのサービスにアクセスするということです。
Facebookにとって、モバイルの重要性が高くなるということは、市場機会であると同時に戦略的挑戦でもあります。モバイルは、この世界をリードするソーシャルネットワークであるFacebookに、膨大な新顧客をもたらすものの、モバイルユーザーからどのように収益をあげるかはまだ確かではありません。シニアアナリスのAapo Markkanenは、「Facebookが直面している大きな課題は、ウェブ上ではプラットフォームと認識されている一方、モバイル上では単なるアプリケーションにすぎないということです。短期的な強化策としては、FacebookがHTML5を積極的に利用することですが、長期的には、完全に独自のモバイルオペレーティングシステムとして機能することが必要です。」と話しています。
ソーシャルネットワークと携帯電話の共生関係は、GoogleとAppleにおける最近の動きにも見てとれます。Googleはソーシャルネットワーキングへの試みとして、Android との緊密な連携により利点を得られるGoogle+を設計し、これはアプリケーションデベロッパーから好意的に受けとめられているようです。一方、Appleは、Twitterと提携し、iOS 5にマイクロブログサービスを実装しました。プラクティス・ディレクターであるDan Sheyは、話します。「Apple とTwitterとの業務提携で興味深い点は、ウェブサイトとアプリケーション向けの検証可能な社会的アイデンティティを、iPhoneユーザーにいかに提供できるかです。これは、認証、個人用設定、広告といった分野で革新的な開発を行う多くの機会をデベロッパーに提供し、これから何が起こるかを暗示しています。」
モバイルソーシャルネットワーキング:モバイルブログ、コンテンツ共有、位置情報タグ、エンターテインメント、UC
Mobile Social Networking - Microblogging, Content Sharing, Location Tagging, Entertainment, and UC
http://www.gii.co.jp/report/ab215081-mobile-social-networking-microblogging-content.html
出版日 2011年09月
発行: ABIリサーチ
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