じわ売れ時代小説「本所おけら長屋」が200万部を突破 10周年の節目にシリーズ前日譚を描く外伝を発売
株式会社PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年9月4日に『本所おけら長屋 外伝』(畠山健二著・税込880円)を発売しました。「本所おけら長屋」シリーズは、江戸は本所、貧乏だけれど情に厚い江戸っ子たちが繰り広げる珍騒動を描いた時代小説です。2013年7月の発売以来、半年に1冊ペースの新刊刊行でじわじわとファンを増やし、このたびの最新巻発売を以て、シリーズ累計発行部数が200万部を突破しました。このたび発売の『本所おけら長屋 外伝』は、登場人物たちの若き日を描く前日譚4編を収録した連作短編集です。刊行開始から10年がたち、物語の第一幕が20巻で完結したことを記念して書き下ろされました。シリーズの原点とも言える「エピソード0」で節目を飾ると同時に、再読の楽しみが大きく増える一冊です。
■書店が育ててくれた「本所おけら長屋」シリーズ
2013年刊行の『本所おけら長屋』は、著者にとって2作目の小説で、初の時代ものでした。知名度も実績もない本作を「面白い」と応援し、読者に届けてくれたのは全国各地の書店です。とくに「時代小説は難しそうで敬遠していたのに、こんなに面白いなんて!」と女性書店員の支持を得たことで、「おけら推し」をする書店の味方が全国に拡大。年配男性が中心読者層といわれる文庫版の時代小説ジャンルにあって、本シリーズ読者の男女比は6:4(参考:紀伊國屋PubLine)と、女性層からの人気がじわじわと高まっていきました。人気シリーズとなったあとも、最新巻の発売時には各地の書店を著者が行脚し、イベントを開催。書店員や読者と、著者との交流が、累計200万部を後押ししました。
■特別価格のお試し3巻セットも同時発売
おけらサポーターには、有名人も加わっています。女優の大塚寧々さんは「長屋に空きがあったら住みたい」と言うほどハマり、直木賞作家の今村翔吾さんが「何度繰り返し読んでも面白い!」と絶賛するほどです。そんなシリーズの試し読みにぴったりな『本所おけら長屋 読み始めセット』を、9月4日に同時発売しました。「200万部・10周年・第一部完結」の感謝をこめて、1巻~3巻のセットを1,100円の特別価格でご用意。書店員から女優、作家までも虜にする「おけらワールド」を、リーズナブルにお試しできます。気になっていたけれど未読の人はもちろん、笑って泣いて元気になりたい人へのプレゼントなど、使い道もいろいろあります。
【シリーズ特設サイト】 https://www.php.co.jp/okera/
【書誌情報】
タイトル:本所おけら長屋 外伝
著:畠山健二
判型・製本:文庫判並製
ページ数:288ページ
定価:880円(税込)
発売日:2023年9月4日
ISBN:978-4-569-90340-8
発行:株式会社PHP研究所
タイトル:本所おけら長屋 読み始めセット
著:畠山健二
判型・製本:文庫判並製
ページ数:912ページ(1~3巻合計)
定価:1,100円(税込)
発売日:2023年9月4日
ISBN:978-4-569-90341-5
発行:株式会社PHP研究所
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