展覧会「ダリとハルスマン」を4/20から6/25まで開催  芸術家ダリと写真家ハルスマンの37年にわたる共同作品を一挙公開

2020年に緊急事態宣言で会期を短縮した同展の再開催!

諸橋近代美術館では、写真家フィリップ・ハルスマン(1906-1979)が芸術家サルバドール・ダリ(1904-1989)とともに制作した写真作品60点が新収蔵されたことを記念し、2023年4月20日(木)から6月25日(日)まで展覧会「ダリとハルスマン」を開催いたします。

《私は原子爆発に思いふける》1954年

フィリップ・ハルスマンは1930年代から写真家として活動し、アルベルト・アインシュタインやマリリン・モンローなど著名人のポートレートを数多く撮影しました。アメリカの大衆雑誌『ライフ』では101回にわたって表紙を撮影し、生前(1958年)にはポピュラー・フォトグラフィーが実施した国際世論調査で、世界のトップ写真家10選の一人にも選ばれています。

「大きく見開いた目に尖った口ひげ」というダリの典型的なイメージもまた、ハルスマンのポートレートによる偉大な功績です。また、ダリとハルスマンは単に被写体と写真家の関係に留まらず、37年間にわたって友好を築き、想像と創造を追い求める共同制作者として写真表現の可能性を切り拓いてきました。

《サルバドール・ダリ》1954年

本展は2人の軌跡にフォーカスし、交友を重ねるなかで生まれた共同作品を一堂にご紹介します。デジタルによる画像加工が登場する以前、ダリとハルスマンが共謀し挑んだ革新的で遊び心にあふれた表現をお楽しみください。

尚、本展は2020年に新型コロナウイルス感染拡大よる緊急事態宣言で会期を短縮した同展の再開催です。リバイバル開催となる今回は、ダリの絵画制作との比較や2人の創作活動に通じる現代の写真作品も併せてご紹介します。新しい試みにもご注目ください。

《ダリ・アトミクス》1948年

展覧会概要

「ダリとハルスマン」
会期  : 2023年4月20日(木)~6月25日(日) ※会期中無休
会場  : 諸橋近代美術館(福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093番23)
観覧料 : 一般 1,300円/高校・大学生 500円/
      中学生以下 無料 <常設展示も含む>
      ※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保険福祉手帳の
      ご提示で所有者と付添者(1名のみ)は無料です。
時間  : 9時30分~17時00分 ※入館は閉館時刻の30分前まで
企画監修: エリオット・H・キング(ワシントンアンドリー大学 准教授)
企画協力: フィリップ・ハルスマン・アーカイブ(ニューヨーク)
URL   : https://dali.jp/exhibition

Photo by Philippe Halsman (C) The Philippe Halsman Archive

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