御食国若狭小浜の海、食、文化を堪能する宿「若狭佳日」 2023年5月13日 福井県小浜市にプレオープン!

コンセプトは「若狭の自然、食、人が重なり合い、紡ぐ、佳き日」 地域のシンボルとなる旅館を地元住民、 まちづくり会社、金融機関で再生するプロジェクト

株式会社まちづくり小浜(代表取締役:御子柴 北斗)は、福井県小浜市の観光地域づくり法人(DMO/Destination Management/Marketing Organization)です。「小浜市を一流の観光目的地にする」をビジョンに掲げ、小浜市の観光の司令塔として、地域の観光データの収集、戦略策定、実行までを一気通貫で推進しています。2022年7月には、小浜市の観光戦略「御食国若狭おばま観光まちづくり戦略」の策定(小浜市受託事業)を行うなど、戦略的に小浜市の観光による地域活性化を推進しています。
また、これまで、2011年より「道の駅若狭おばま」、2015年よりお食事処「濱の四季」、2017年より分散型古民家ホテル「小浜町家ステイ」、2022年より国宝・明通寺や松永集落と連携した地域滞在型の宿「松永六感」を展開してまいりました。
この度、小浜市阿納にて、新たな宿泊施設『若狭佳日』(わかさかじつ)の運営を開始することとなりましたので、お知らせします。
本施設の運営開始に伴い、当社が小浜市で運営する宿泊施設は、「小浜町家ステイ」、「松永六感」に続き、3つ目のブランドとなります。
若狭佳日は、工事の進捗にあわせて段階的にオープンすることとしており、今回は2023年5月13日(土)より全13部屋のうち7部屋の運営を開始し、8月上旬に全13部屋と外湯を含めた全施設のグランドオープンを予定しております。

若狭佳日外観

若狭佳日 開業までのストーリー

若狭佳日は、小浜市阿納にあった「いたや旅館」をフルリノベーションしたホテルになります。
阿納は、若狭ふぐを始めとした養殖漁業が盛んな集落で、全18戸のうち14戸が民宿を営んでおり、地域が一体となって誘客に取り組んでいることで知られています。若狭ふぐは冬の味覚として人気で、近年は若狭まはたの養殖にも力を入れており、年間を通じて多くの観光客が訪れています。また、2007年に開始した教育旅行の取り組みは、現在は年間約6,000人を受け入れるまで拡大し、2018年には農林水産省の「ディスカバー農山漁村の宝」に選定されています。
一方、「いたや旅館」は、かつては阿納集落の中でも最も集客が多かった宿でしたが、2020年5月に廃業したことを受け、阿納集落の方々と福井銀行グループ、株式会社まちづくり小浜で、建物の活用について検討を進めてきました。その結果、阿納集落の方々の「阿納の民宿を時代に合わせて高付加価値化し、未来に繋いでいきたい」という想いを受け、2021年6月に、阿納集落の方々、ふくい地域活性化ファンド(運営者:株式会社福井キャピタル&コンサルティング。福井銀行の連結子会社)、株式会社まちづくり小浜が出資して「株式会社阿納」を設立し、旧いたや旅館の再生に取り組むこととなりました。
この旧いたや旅館の再生プロジェクトは、旅館・民宿再生プラットフォーム会社である株式会社阿納が旧いたや旅館の土地と建物を買い上げて改修を行い、株式会社まちづくり小浜がこれまで小浜町家ステイや松永六感で培った宿泊施設の運営ノウハウを活かし、施設を運営するスキームとなります。

若狭佳日 概要

宿泊施設のコンセプト

「佳日」とは「よき日」という意味です。
若狭湾の穏やかな海と山々に囲まれた自然豊かな漁村、小浜市の阿納には、若狭湾の海と山が一つになったような景色、海に浮かぶ生け簀で水揚げする漁師、肩を寄せ合うように連なる瓦屋根の家々と路地と、どこか懐かしく、でもこれまでに出会ったことのないような、豊かな暮らしがあります。
小浜市が、朝廷にハレの日の食材である海の幸を献上する御食国として発展し、「鯖街道」を通じて京都の食文化を支えてきたというストーリーを根幹に据え、お客様に特別な一日を過ごしていただくことを目指し、コンセプトは「若狭の自然、食、人が重なり合い、紡ぐ、佳き日」としました。

施設について

施設は、本館、離れ、別館、蔵、外湯の5つの建物で構成されます。
客室は、趣の異なる、本館・離れ・別館3つの棟に、それぞれ個性ある9タイプの13室をご用意。かつての旅館の建物を生かしつつリノベーションした建物では、新築では出せない時代の積み重ね、昔からあるものと新しいものが混ざり合う不思議な違和感をお楽しみいただけます。
本館は、日本家屋の建物となっており、海を正面に見る3部屋と、海が見える専用バルコニーがある部屋、阿納集落の路地の景観を眺める部屋の計5部屋となっています。(※本館は2023年8月のグランドオープンから販売予定)
離れは、元は旧いたや旅館の浴場があった建物を大胆にリノベーションしており、1フロア1組貸切のスイートルームを3部屋ご用意しています。
別館は、お風呂付きの和室4部屋と、シャワールーム付きのお部屋1部屋の計5部屋になります。
蔵は、宿泊客専用のラウンジにリノベーションし、地元のお酒やジュースなどをご用意しており、宿泊客は追加料金なしでご利用いただけます。
外湯は、現在工事中で、2023年7月末に完成予定となっています。
プロジェクトディレクションは岩佐 十良氏(株式会社自遊人、新潟県南魚沼市)、設計は株式会社魚谷繁礼建築研究所(代表取締役:魚谷 繁礼、京都府京都市)、施工は株式会社和晃建装(代表取締役:赤崎 孝志、福井県小浜市)、ロゴ・サイン・ウェブサイト等のデザインはSEWI(代表:中村 文信、福井県福井市)に担当していただきました。

客室(201号室)

お食事について

お食事は、本館1階のダイニングでご用意。ディナーは、メインが若狭ぐじのコースと若狭ふぐのコースの2つのコースをご提供します(若狭ふぐは10月~3月の期間限定)。小浜の食材をふんだんに使い、前菜からデザートまで、小浜のストーリーを詰め込んだコースとなっております。朝食も若狭がれいやサバの醤油干し、へしこを初め、小浜尽くしとなっています。

若狭ぐじのディナーコース

株式会社まちづくり小浜「おばま観光局」では、今後も、観光地域づくり法人(DMO)として、2024年春の北陸新幹線敦賀延伸、その先の北陸新幹線全線開通も見据え、地域の事業者と連携して、小浜市への観光誘客を通した地域活性化に取り組んで参ります。

施設概要

施設名       :若狭佳日
所在地       :〒917-0105 福井県小浜市阿納10−4
電話番号      :0770-54-3010
運営        :株式会社まちづくり小浜(代表取締役:御子柴北斗)
物件所有      :株式会社阿納(代表取締役:御子柴 北斗)
ディレクション   :岩佐 十良(株式会社自遊人)
設計        :株式会社魚谷繁礼建築研究所
           (代表取締役:魚谷 繁礼、京都市)
施工        :株式会社和晃建装(代表取締役:赤崎 孝志、小浜市)
ロゴ・サインデザイン:SEWI(代表:中村 文信、福井市)
部屋数       :13部屋(本館5部屋、離れ3部屋、別館5部屋)
           ※本館の宿泊は8月のグランドオープンより運営開始します。
定員        :最大32名
料金        :1泊2食28,100円(税込)から(2名利用時の1名あたりの料金)
           ※曜日や季節、1室あたり人数によって変わります。
           ※オープンを記念して、お部屋料金を50%オフとした
            特別プランをご用意します。
            期間限定で23,100円(税込)からご利用いただけます。
ご予約方法     :公式ホームページまたはお電話にて予約受付。

外観(玄関)

公式ホームページ

客室(301号室)
客室(401号室)
客室(321号室)
客室(322号室)
朝日が差すのれん
ダイニング
テラス
阿納地区のふぐ養殖いけす
阿納地区の瓦屋根が続く景色
若狭佳日ロゴ
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