日比野治雄著『世界最先端のデザイン心理学に基づく センス0からの資料作成術』2024年10月16日刊行
株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は日比野治雄著『世界最先端のデザイン心理学に基づく センス0からの資料作成術』http://www.asa21.com/book/b636143.html を2024年10月16日(水)に刊行いたします。
見やすい! 伝わる! 本能レベルで反応するプレゼン資料が作れる
本書では、日本で唯一となるデザイン心理学研究室を主宰するデザイン心理学の第一人者である著者が、デザイン心理学のアプローチから、伝わる資料デザインの作り方を紹介します。
デザインセンスに自信を持てない人でも、科学的エビデンスに基づいたルールを用いることで、伝わる資料デザインを簡単に作れるテクニックを解説します。
本書ではビジネスシーンに役立つトピックを取り上げ、各項目でデザインのビフォー/アフターを図解で掲載。視覚的に理解することができるため、デザインに苦手意識がある方でも取り組みやすい一冊です。
デザイン心理学を使いこなせば、誰でも好印象の資料が作れる!
Q.デザイン心理学とは?
心理学で用いられる実験手法を応用することにより、科学的な視点から人間にとって優れたデザインを探求する学問
見やすい資料デザイン=生まれつきのセンスではない━━「エビデンスベーストデザイン」で伝わる資料づくりをマスター ━━
見やすい資料デザインを作るために、センスは決して必要ではありません。なぜなら見やすい資料デザインは科学的な法則に従って作れることが証明されているからです。
従来、デザインは科学とは相容れない感性的なものと認識されていました。それが近年では、調査や実験などを通してエビデンスを得たデザインの重要性が理解され、「エビデンスベーストデザイン」と呼ばれています。
個人のセンスに頼るのではなく、科学的に多くの人にとって有益なことが証明されたデザインを用いることで、デザインはセンスに左右されるという固定観念を越えられるのです。
最先端の実験と法則でわかった見やすい文字の置き方
本文とタイトルの黄金比率は1:1.5
BEFORE
タイトルが30ポイント、本文が28ポイントのスライド。黄金比率からは大きく外れているためメリハリがない。
AFTER
本文はBEFOREと同じ28ポイントだがタイトルを42ポイントに拡大。黄金比率に近い1.5にしたことで、ずっと良い見た目に。
レイアウトは一瞬の見た目で内臓感覚=本能に訴える
スライドのレイアウトは“ちょっと物足りない”を心がける
BEFORE
文字をぎっしりと詰め込むと文字が小さくなって、視覚的ストレスが生まれている。
AFTER
余白を3~4割ほど確保したことで、すっきりとした印象に。文字自体も大きくなり、読みやすくなった。
時間をかけずにサクサク作るグラフと図解のルール
多色使いはNG! 色数を使いたいときはグラデーションが便利
BEFORE
多色を用いるとゴチャゴチャして強調したい個所が不明確になり、聞き手の混乱や誤解を招く。
AFTER
カラーは強調したいグラフの個所にのみ使用してすっきりと。またメッセージを挿入するだけで要点が伝わる。
書籍情報
タイトル:世界最先端のデザイン心理学に基づく センス0からの資料作成術
著者:日比野治雄
ページ数:152ページ
価格:1,815円(10%税込)
発行日:2024年10月16日
ISBN:978-4-86667-662-3
書籍紹介ページ:http://www.asa21.com/book/b636143.html
amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866676620/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17974378/?l-id=search-c-item-text-01
目次
第1章 デザイン心理学をプレゼン資料に応用する
第2章 最先端の実験と法則でわかった見やすい本文のロジック
第3章 レイアウトとカラーは一瞬の見た目で内臓感覚に訴える
第4章 時間をかけずにサクサク作るグラフと図解のルール
第5章 ナッジと不快のデザインでプレゼンの「真の目的」を果たす行動
著者プロフィール
日比野治雄(ひびの・はるお)
1956年生まれ。東京都出身。東京大学文学部心理学科卒、カナダ・ヨーク大学 大学院修了(Ph. D.)。2022年千葉大学名誉教授。心理学の視点から科学的根拠に基づいたデザインを目指す“デザイン心理学”の領域を開拓したパイオニア。日本で唯一のデザイン心理学研究室を主宰する。デザイン心理学の企業活動への応用を目的に、2009年に株式会社BB STONEデザイン心理学研究所を設立し、 現在は技術顧問を務める。1993年日本心理学会研究奨励賞、2006年第47回科学技術映像祭・文部科学大臣賞、2013年国際ユニヴァーサルデザイン協議会 IAUDアウォード(プロダクトデザイン部門)、2014年日本パッケージングコンテスト「医薬品・医療用具包装部門賞」など受賞多数。2021年には視覚的ストレスが少ないノート「ほぼ日ノオト」の罫線[2022年Red Dot Award(世界3大デザイン賞のひとつ)受賞、ノート罫線として初めて特許を取得]を設計するなどプロダクト開発にも携わる。著書は『よくわかるデザイン心理学』(日刊工業新聞社)他多数。現在も“デザイン心理学”の教育・普及活動に励んでいる。