若者の手書き離れを食い止めろ! 創業119年の筆書道用具メーカーと共に「書く」魅力を発信

学校法人近畿大学
株式会社呉竹でのイベント打ち合わせの様子

近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科准教授 松本 誠一のゼミは、株式会社呉竹(奈良県奈良市)と共に「若者の手書き離れを食い止める」ことをテーマとした産学連携プロジェクトを行なっています。若者が記念日に手書きのメッセージカードで想いを伝えるきっかけとなるよう、令和3年(2021年)11月30日(火)近畿大学東大阪キャンパスにて、クリスマスカードの手書き体験イベントを開催します。参加者は、株式会社呉竹に所属するインストラクターから絵てがみやカリグラフィー※ の書き方などのレクチャーを受け、オリジナルのクリスマスカードを制作します。
※ 西洋や中東などにおける、文字を美しく見せるための手法

【本件のポイント】
●「若者の手書き離れを食い止める」ため、学生と創業119年の筆書道用具メーカーが協同
●クリスマスカードの制作イベントを通して、若者に手書き文化の魅力を伝える
●学生は、インストラクターから絵てがみやカリグラフィーの書き方などのレクチャーを受け、手書き文化の奥深さを知る

【本件の内容】
経営学部の松本ゼミでは、「若者の〇〇離れを食い止める」を研究テーマとして、様々な企業や自治体と産官学連携の取り組みを行っています。今回のテーマは、「若者の手書き離れ」。筆書道用具で国内トップシェアを誇る創業119年の株式会社呉竹と、手書き文化の魅力を発信する産学連携プロジェクトを立ち上げ、記念日に手書きのメッセージカードで大切な人に想いを伝える文化を若者に広めるイベントを企画しました。本イベントでは、株式会社呉竹に所属するインストラクターが講師を務め、絵てがみでは筆ぺんや水筆ペン、漫画ペンなどの持ち方から色の塗り方を、カリグラフィーでは専用のペンの使い方や文字の書き方のレクチャーを受け、実際に制作することで手書きの素晴らしさを体感することができます。
松本ゼミでは、デジタル時代においても若者が手書きの温かさに共感し、書くことの楽しさや面白さを実感してもらえるように、今後もイベントやSNSを活用した魅力の発信などを行う予定です。

【開催概要】
日時:令和3年(2021年)11月30日(火)12:30~16:00
場所:近畿大学東大阪キャンパス 3号館403教室
   (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
内容:株式会社呉竹に所属するインストラクターから
   絵てがみやカリグラフィーのレクチャーを受け、
   オリジナルのクリスマスカードを制作
対象:近畿大学生 30人程度(事前予約制、入場無料)
   ※ 定員に達したため申込終了

【株式会社呉竹】
所在地 :奈良市南京終町7丁目576
代表者 :代表取締役社長 山際 義敬
事業内容:墨、書道液、書道用品、書道セット、水墨画用品、
     絵てがみ・水彩スケッチ用品、筆ぺん、マーキングペン、
     カリグラフィーマーカー、店頭サイン用品、
     ホビークラフト・スクラップブッキング用品の製造、販売および輸出入
創  業:明治35年(1902年)10月1日
設  立:昭和7年(1932年)8月16日
資本金 :8,000万円
URL  :https://www.kuretake.co.jp/

【参加学生のコメント】
経営学部キャリア・マネジメント学科 3年 久保 さくらさん(プロジェクトリーダー)
私たちは「より多くの学生に手書きの良さを伝えたい」という思いからこのプロジェクトを発足しました。株式会社呉竹に所属する絵てがみやカリグラフィーのインストラクターにご指導いただき、何度も作品を作るなかで、文字や絵から書き手の性格や思いが表れる「温かさ」を実感しました。今後も手書きの魅力を継続的に発信し、多くの若者に共感していただけるよう取り組んでいきます。

【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本 誠一(マツモト セイイチ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html

経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/