植物エキスの世界市場-2023年～2030年
株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：樋口 荘祐、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「植物エキスの世界市場-2023年～2030年」（DataM Intelligence）の販売を8月22日より開始しました。
市場概要
世界の植物エキス市場は、2022年に352億米ドルに達し、2030年には877億米ドルに達すると予測され、予測期間2023-2030年のCAGRは12.1%で成長すると予測されています。
植物抽出物は、植物化学物質として知られる広範な生物活性化合物を含む植物材料に由来する濃縮製剤です。これらの抽出物は、所望の活性化合物を分離・濃縮するために溶媒や濃縮技術を利用した様々な抽出法によって得られます。ファイトケミカルは、植物に含まれる天然由来の化学化合物であり、その薬効や機能性の原因となっています。ポリフェノール、フラボノイド、アルカロイド、テルペンなど、多様な化合物が含まれます。これらの植物化学物質は、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗がん作用など、さまざまな生物学的活性を示します。
天然製品や有機製品を求める市場の動向は、植物抽出物の需要の急増につながっています。消費者は、飲食品、化粧品、医薬品、パーソナルケア製品など様々な産業において、植物由来の代替品を求めています。例えば、アロエベラ、緑茶、カモミールのような植物抽出物が広く使用されており、天然植物ベースのスキンケア製品の需要が大きく伸びています。
市場力学
天然・植物由来製品に対する消費者需要の増加が植物エキス市場を牽引
消費者の健康に対する意識は高まっており、健康に役立つ可能性のある製品を積極的に求めるようになっています。ニールセンの調査によると、世界の消費者の53%は天然成分の製品を好んで購入しています。この動向は、植物エキスを配合した製品を含め、天然素材や植物由来の製品に対する需要を促進しています。
植物由来の食生活やライフスタイルの採用は、世界的に増加傾向にあります。The Good Food Instituteの報告書によると、植物ベースの食品市場は2020年に70億米ドルに達し、売上高は2019年に比べて27%増加しました。このような植物ベースの食生活へのシフトは、食品および飲食品用の植物抽出物を含む植物ベースの原料の需要を生み出しています。
ハーブサプリメントと伝統薬への需要の高まりが植物エキス市場を促進する見込み
消費者は、健康とウェルネスに対する自然でホリスティックなアプローチをますます求めるようになっています。米国のNational Center for Complementary and Integrative Health（NCCIH）が実施した調査によると、ハーブサプリメントは成人の間で最も一般的に使用されている天然製品であり、成人の23.8％が使用していると推定されています。
中国伝統医学（TCM）、アーユルヴェーダ、日本伝統医学（漢方）などの伝統医学は、多くの地域で古くから存在しています。これらのシステムは、漢方薬や植物由来の製剤に大きく依存しています。例えば、世界保健機関（WHO）によると、世界人口の60％が漢方薬に、80％が伝統医療に頼っています。
複雑な規制状況が植物エキス市場の足を引っ張る
植物エキスに対する規制要件は、地域や国によって異なります。それぞれの管轄区域には、植物エキスをベースとした製品の生産、品質管理、表示、安全性を管理する独自の規制やガイドラインが存在する可能性があります。複数の規制の枠組みに準拠することは、メーカーにとって複雑で時間のかかることであり、市場成長の妨げとなる可能性があります。
地域によっては、植物エキスに含まれる特定の植物化学物質に特定の規制や制限を設けているところもあります。例えば、安全性への懸念や誤用の可能性から、特定の活性化合物の濃度や使用が規制で制限されている場合があります。こうした特定の規制を遵守することは、メーカーに課題をもたらし、特定の植物抽出物の市場可能性を制限する可能性があります。
COVID-19影響分析
COVID-19分析には、COVID前シナリオ、COVIDシナリオ、COVID後シナリオに加え、価格力学（COVID前シナリオと比較したパンデミック中およびパンデミック後の価格変動を含む）、需給スペクトラム（取引制限、封鎖、およびその後の問題による需要と供給のシフト）、政府の取り組み（政府機関による市場、セクター、産業を復興させる取り組み）、メーカーの戦略的取り組み（COVID問題を緩和するためにメーカーが行ったことをここで取り上げる）が含まれます。
無料サンプル
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/form/request/1319163
本件に関するお問い合わせ先
＜アジア最大の市場調査レポート販売代理店＞
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
お問い合わせフォーム：https://www.gii.co.jp/contact/
TEL：044-952-0102（9:00-18:00 土日・祝日を除く）
URL：https://www.gii.co.jp/
会社概要
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社200社以上が発行する調査資料約15万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。
創立：1995年
所在地：215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容：市場調査レポート／年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託
市場調査レポート／年間契約型情報サービス：https://www.gii.co.jp/
委託調査：https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議：https://www.giievent.jp/
当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。
