日揮情報システムがOracle Advanced Customer Servicesを活用し、日揮の基幹システムのアップグレード確度を向上
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 新宅 正明、以下 日本オラクル)は、日揮情報システム株式会社(本社:神奈川県横浜市港北区、代表取締役社長: 岩本 紘武、以下 J-SYS)が、オラクルの運用支援サービス「Oracle Advanced Customer Services 以下、Oracle ACS」を活用し、日揮株式会社(以下 日揮)の社内基幹システムとして導入していた「Oracle E-Business Suite R11.0.3」から「Oracle E-Business Suite 11i.10」へのアップグレードを12日(実稼働日)間で完了したことを発表いたします。
これにより、日揮では刷新された最新マシン上にEBS 11i.10環境を構築し、本年5月上旬より統合会計とプロジェクト管理並びに人事管理の新システムを移行、安定稼動に成功しました。
日揮は、海外事業の拡大や法制度の改正に伴うグループの連結決算業務とガバナンスの基盤をより強化するため、昨年夏からプロジェクト・チームを発足し、全社レベルの統合会計、プロジェクト管理、そして人事管理システムの刷新に向け、「Oracle E-Business Suite R11.0.3」をベースとしたシステム全体の事前検証に取り組みました。
事前検証の結果、限られた期間での新システムへのバージョンアップを実現するためには、J-SYSが調査したEBS R11.0.3とEBS R11.5.10のアプリケーションの変更点を日本オラクルにて迅速に確認する必要が最優先課題として挙げられました。そこで日本オラクルは、これまでの「Oracle E-Business Suite」の導入実績に基づき、システムの導入時期に開発担当者からの問い合わせが最も増加するという経験を踏まえ、Webや電話での技術支援や技術情報の提供するスタンダードな製品サポートだけでなく、顧客にとって必要な、より高いレベルの支援を提供するサービス群「Oracle ACS」を提案しました。
「Oracle ACS」のサービス・メニューである「Oracle Priority Service」により、日本オラクルは技術問合せの優先対応とそのサービス・レベルの管理を行い、また同じく「Oracle ACS」の一つである「Oracle Assisted Services」によって高いスキルを持つ専属の担当者を本番アップグレード時の現場に常駐させ、サポート窓口の一本化を実現しました。これらのサービスを提供することによって、あらゆるレベルの障害や性能問題に的確に対応し、問題解決の時間を短縮することができました。
日揮では、本年5月上旬、バージョンアップ・プロジェクトの着手から7ヶ月間で、統合会計とプロジェクト管理、並びに人事管理の新業務システムを稼動しました。
また、「Oracle E-Business Suite 11i.10」により、本年7月、10月には日揮の四半期決算処理において、予定よりも早い処理の完了を実現し、バージョンアップ後から今日まで大きな障害もなく安定稼動しています。
●日揮株式会社について
日揮は1928年に日本発のエンジニアリング会社として設立されました。世界70カ国以上で天然ガス・石油精製・石油化学・医薬・原子力・非鉄金属・環境などの広範囲な産業分野においてプラント建設を行い、そのプロジェクト実績は2万件を超えています。プロジェクトの基本計画からプラントの設計・機材調達・建設工事・試運転までを一貫して遂行する卓越したエンジニアリングサービスとプロジェクトマネジメント力は、メジャーオイルや産油国国営石油会社をはじめとする国内外のお客様から高い評価を頂いています。また最近ではプラント建設で培った経験とノウハウを活かし造水・発電や排出権取引などの投資事業にも進出し、事業領域の拡大を図っています。
●日揮情報システムについて
日揮情報システム株式会社は、1983年にエンジニアリング会社である日揮株式会社の情報システム部門が分離・独立し、設立されました。「納期の厳守」「品質の確保」「予算の達成」をお客様に示せる至上の行動規範として、プロジェクトマネージメント技術をはじめアプリケーション開発などの技術的アドバンテージを、経営管理、生産・物流、販売、技術情報管理などの幅広い分野に適用し、最適で創造性あふれる情報環境をご提供しています。従業員数:349名(2007年4月1日現在)
● 日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポート・サービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,712 名(2007年5月末現在)。
●Oracle Advanced Customer Servicesについて
Oracle Advanced Customer Services(以下 ACS)は、より高い技術レベルのサポートを求める、ミッション・クリティカルのシステムを運用する顧客のための、通常の製品サポートよりも手厚く、高いレベルのサービスです。顧客が求めるソリューションの実現のために、各顧客固有の条件にあわせ最も適したサービスを提供できように、ACSには複数のサービス・メニューが用意されています。
日本オラクル株式会社 広報部 小林、玉川
TEL:03-6238-8693 E-mail: Mamoru.Kobayashi@oracle.com
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