【星のや竹富島】自然の恵みを感じ、素朴ながらも豊かな暮らしを体感する 「手業(てぃわざ)の学び舎」今年も実施|期間:2021年9月1日~11月30日(水曜日・土曜日のチェックイン限定)

2021-07-27 13:00

沖縄県・竹富島にある滞在型リゾート「星のや竹富島」は、2021年9月1日から11月30日まで「手業の学び舎」を今年も実施します。島の植物を使い、1泊2日で民具やストラップを編みあげるアクティビティです。島に住む達人から指南を受けて作る「やみかご(籠バッグ)」に加え、今年は新たに、ストラップとなる「魔除け箒」も作ります。植物を手業の材料にする達人の熟練した作業を見学したり、客室で昔ながらの民具に触れて過ごしたりします。自然の恵みを身近に感じ素朴でありながら豊かな暮らしを体感するプログラムです。

開発背景

かつて竹富島では、暮らしに必要な道具のほとんどが各家庭で作られていました。民具作りのことを島では「手業」と呼びます。農具から子どもの遊び道具まで、自生する様々な植物の特性を生かして作られ、手業は発展していきました。作るものによっては同じ植物でも採取に適した時期が異なるとされます。とくに秋は植物の色が白く、質が良いとされる材料が収穫しやすい時期であると島では言われています。豊かな自然を生かして暮らしてきた先人の知恵に触れ、島ならではの手業を体験してほしいと思い本プログラムを開発しました。

特徴1 「魔除け箒」のストラップ作り【NEW】

今年新たに加わるのは「魔除け箒」をモチーフにしたやみかご用のストラップ作りです。竹富島では昔から、道を掃き清め魔を祓う意味を込め、集落に敷かれた珊瑚の白砂を竹箒で掃く習慣があります。今年は、コミノクロツグ*1の幹「フガラ」の黒い繊維を使用して、手のひらサイズの箒を作ります。フガラは繊維がしっかりしていて、水に強い箒に適した素材です。島暮らしのや文化に触れながら物作りに向き合います。
*1ヤシ科の植物。竹富島では「マーニ」と呼ばれる。

特徴2 やみかごの手業体験

客室で達人に教わりながら、伝統民具であるやみかごを2日間かけて作ります。やみかごはかつて市場への買い出しの際に使われていた籠バッグです。材料として適するように加工された「タコの木」を、ひとつひとつ組み合わせて手で編み込んでいきます。編むごとに籠が形作られていく様子に、次第に時間を忘れて作業に没頭していきます。時を経るごとに変化する色味や形に愛着が湧く自分だけのやみかごを、じっくりと時間をかけて作る体験です。

特徴3 植物を手業の材料にする、熟練の作業を見学

植物が収穫されて手業の材料になるまでの、割いたり干したりする達人の熟練した作業を見学します。自生している植物を材料として使用するには、手間をかけた準備が必要です。達人たちは、植物それぞれの特徴やその時々の気候、自然のリズムに合わせて準備を進めていきます。植物から物が作られていることを深く理解し、自然の恵みを身近に感じます。

特徴4 自然本来の心地よさに触れられる民具

島の暮らしを体験するために、民具を設えた客室に滞在します。用意するのは、ゴザや月桃枕、草履、くず籠、箒、クバ笠、コースターです。滞在中は、クバ笠を散歩の時に帽子代わりに被ったり、ゴザを庭に敷いて、横になりながら星を眺めたりして過ごします。昔から親しまれてきた民具から、ほのかな植物の香りや、自然本来の優しい肌触りを感じられます。

「手業の学び舎」概要

■期間    :2021年9月1日~11月30日(水曜日・土曜日のチェックイン限定)
■料金    :1組 48,400円(税・サービス料込、宿泊料別)
■含まれるもの:やみかご作り、「魔除け箒」のストラップ作り、作業見学、
        客室の民具レンタル(ゴザ、月桃枕、草履、くず籠、箒、クバ笠、コースター)
■定員    :1組(1~2名)
■予約    :公式サイト(https://hoshinoya.com/taketomijima/)にて14日前まで受付
■備考    :自然環境により見学できる作業は異なります。
        スケジュールは島の祭事・行事により変更になる場合があります。

スケジュール例

<1日目> 
15:00 チェックイン
16:00 やみかご作り(土台を作る)
18:00 夕食(別料金)

<2日目> 
08:00 朝食(別料金)
10:00 作業見学
11:00 やみかご作り(本体を編む)
12:00 昼食(別料金)
13:30 やみかご作り(取っ手を付ける)
    「魔除け箒」のストラップ作り
18:00 夕食(別料金)

クージの会

松竹昇助氏をはじめとし、手業の達人である大山ミツ子氏、高那弘子氏、田中愛子氏の4名からなる昔ながらの民具作りを伝承している会。島の近代化に伴い衰退していた手業を熱心に続け、今も竹富島に伝わる民具の文化が守られている。現在は、西表石垣国立公園内のビジターセンターである竹富島の「ゆがふ館」で毎週教室を開き、技を学ぼうという人々に手業を教えている。

<最高水準のコロナ対策宣言>

【1】衛生管理
星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。
・チェックイン時の検温実施
・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・館内各所に除菌用アルコールを設置
・全客室に手指消毒用アルコールを設置
・レストラン入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施
・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置
・館内での接客業務の際にマスクを着用
・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)
・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)

【2】3密回避
密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。
・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化および混雑予測サービス実施(一部)
・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制
・レストランの混雑状況を管理し、入店時間の分散化
・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施
・客室でのチェックイン対応(星のや・界)
・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備
・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底

星のや竹富島

竹富島の東に位置する琉球赤瓦の集落「星のや竹富島」。約2万坪の敷地には、島内の家々と同じように「竹富島景観形成マニュアル」に従い、伝統を尊重して建てた戸建の客室、白砂の路地、プール、見晴台などがあり、小さな集落が構成されています。
〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富/客室数 48室
https://hoshinoya.com/

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