阪神・淡路大震災から30年、巨大地震に備えて対応能力の強化を図る 近畿大学附属幼稚園で「地震避難訓練」を実施
近畿大学附属幼稚園(奈良県奈良市)は、令和7年(2025年)1月17日(金)に、巨大地震発生時を想定した地震避難訓練を実施します。災害等の緊急時に園児と教職員が慌てずに行動できるよう、1年を通してさまざまなテーマを設定して避難訓練を行うことで、対応能力の強化を図ることを目的としています。
【本件のポイント】
●阪神・淡路大震災から30年の節目を迎え、巨大地震に備えた訓練に臨む
●「震度6以上の強い地震から身を守る行動を知る」をテーマに訓練を行い、避難や自己防衛の方法について学ぶ
●1年を通してさまざまなテーマで避難訓練を繰り返すことで、緊急時の対応力・判断力の強化を図る
【本件の内容】
近畿大学附属幼稚園では、日頃からの訓練により冷静な判断力を養うことを目的として、火災、地震、不審者侵入などさまざまなケースを想定した「避難訓練」を年に10回程度実施しています。今年度9回目となる訓練では、「震度6以上の強い地震から身を守る行動を知る」をテーマに、地震が起こった際の避難の仕方について学びます。阪神・淡路大震災からちょうど30年の節目を迎えるにあたり、巨大地震に備えて訓練に臨みます。
当日は、園児たちが机の下に潜って地震の揺れがおさまるのを待ち、教員の指示で園庭へ避難する訓練を行います。園児は、水、ビスコ保存缶、歯ブラシセット、防寒シート他11点が入った幼児用非常持出袋(防災リュック)を背負い、煙や粉塵を吸わないようにハンカチで口を押さえるかマスクを着用して、靴を履き替えずに素早く避難します。その際、「お」 押さない、「は」 走らない、「し」 しゃべらない、「も」 持たない・戻らない、という避難方法をまとめた言葉「お・は・し・も」の徹底を意識して実施します。また、実際に大きな地震が起こった際にガラスが割れて飛散することを想定し、素早くカーテンを閉め、窓枠が歪む前に教室の扉を開けて避難経路を確保する等、教職員も慌てず的確な行動ができるように訓練を行います。
園児たちは1年を通してさまざまな訓練を重ねることで、緊急事態時に教職員の指示に従い、慌てることなく避難できるようになります。
【実施概要】
日時 :令和7年(2025年)1月17日(金)9:45~10:00
場所 :近畿大学附属幼稚園
(奈良県奈良市あやめ池北1-33-3、近鉄奈良線「菖蒲池駅」から徒歩約1分)
参加者:園児117人(年少34人、年中40人、年長43人)、教職員 17人
【関連リンク】
附属幼稚園
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