「CHANGE FOR THE BLUEビジネスコンテスト」特別賞受賞 高校生がSDGs関連アプリを考案

~今後はビジネスモデルを作り、持続可能な活動を目指す~

 麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本卓三)の生徒が所属する「SDGs 研究会」は、日本財団「海と日本プロジェクト」事業の一環で実施された『CHANGE FOR THE BLUEビジネスコンテスト※』で審査員特別賞を受賞しました。(決勝進出団体32組)。本アプリは千葉県の海で清掃が必要とされる場所をマップ化できるアプリケーションで「CLEAR」と名付け考案しました。

※『CHANGE FOR THE BLUEビジネスコンテスト』とは…
アイディア・技術を持つ若者と出資者をマッチングさせ、日常から海洋プラスチック問題を解決する「持続可能なビジネス」を生む事を目的としたコンテスト。

 SDGs研究会ではSDGsの17の目標に関連したプロジェクトを複数立ち上げ、それぞれのプロジェクトが活動を進めています。そのプロジェクトの1つに「海の豊かさを守ろう」という目標をテーマに活動をしているプロジェクトがあり、そのプロジェクトメンバーが本アプリケーション開発を考案しました。

 今回のアプリケーション開発のきっかけは、研究会メンバーが実際にある海辺での清掃活動に参加した際に、実際の現場には全くゴミがなく、清掃の必要性がなかったという事実に直面し、すぐ、どの場所で清掃活動が必要なのかを一目でわかるようにと、アプリケーションの開発を思いつきました。

 合わせて、本アプリケーションを利用することで、SDGsや海洋問題に関心を持ってもらうきっかけにもなると考えています。

 今回のアプリケーション考案において最も大事にした部分は「誰かが我慢するのはおかしい」という考えのもと導入した「三方よし」の視点です。想定されるステークホルダーに対しメリットのあるアプリ構造を考案し、写真映えスポットのマップ化なども導入されています。生徒ならではのアイディアと想いが今回の特別賞の受賞に繋がりました。

 今後は、アプリケーションの利用者を増やし、企業スポンサーとしてご協力いただくことで収益化を実現させ、より持続可能な活動に進化させていきたいと考えています。

【アプリケーションのコンセプトとなる「三方よし」の考え方】

①ボランティア団体➡清掃が必要な海がすぐにわかる。活動履歴の蓄積。
②スポンサー企業➡CSR活動の一環としてアピール。企業のイメージUP。
③観光客・一般の方➡綺麗な海がすぐにわかる。観光スポットの可視化。

 SDGs 研究会顧問の瀧村尚也(たきむら なおや)教諭は「今回の受賞で、高校生たちの想いが社会を変える第一歩となり、新たな可能性を生み出すことができたと実感しています。これからも未来の担い手の高校生から、新しい価値を生み出していきたいです。」とコメントしています。

【プロジェクトメンバー】※全メンバー高校1年生

本田 陽菜(ほんだ ひな)
小山 陽香(こやま はるか)
前神 夏音(まえがみ かのん)

【担当教員のプロフィール】

地歴公民科/SDGs 研究会顧問 瀧村尚也 (たきむら なおや)
千葉県松戸市出身。法政大学卒業。

【麗澤中学・高等学校について】

麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。


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