近畿大学病院が新型コロナウイルスの抗体保有状況調査を実施 大阪狭山市民278人のうち2人が陽性、IgG抗体保有率0.72%

近畿大学病院での検査の様子
近畿大学病院での検査の様子

近畿大学病院(大阪府大阪狭山市、病院長:東田 有智)と大阪狭山市(市長:古川 照人)は、大阪狭山市民300人を対象とした新型コロナウイルスの抗体保有状況調査を、令和2年(2020年)6月29日(月)から7月3日(金)に無償で実施しました。
実際に抗体検査が行われた278人のうち、陽性判定(過去に新型コロナウイルスに感染した人)は2人で、今回の調査におけるIgG抗体保有率は0.72%でした。

【本件のポイント】
●南大阪地域の基幹病院である近大病院が、新型コロナウイルス抗体保有状況調査で地域貢献
●応募のあった大阪狭山市民1875人の中から、検査対象となる300人を無作為に抽出
●実際に抗体検査が行われた278人のうち陽性は2人、IgG抗体保有率は0.72%

【本件の内容】
近畿大学病院は、南大阪地域の基幹病院として、過去に新型コロナウイルスに感染したかどうかを知りたいという市民の要望に応えるため、また市内の感染状況を把握するために、大阪狭山市に抗体検査の無償実施を申し出て、市との共同事業として実施しました。近畿大学では「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」として全学を挙げて関連研究や支援活動に取り組んでおり、この調査はその一環で行われたものです。
なお、この調査は過去に新型コロナウイルスに感染した人の割合を推定しようとするものであり、現在の感染を診断する検査ではないため、結果が陽性であっても症状がなければ隔離や治療の必要はありません。また、結果が陽性の場合、2回目の感染を防ぐ効果があるかどうかは現時点では不明です。
本調査結果をもとに、引き続き市民の皆様へ、3つの密を避け、マスク着用と適切な手洗いの励行を行っていただけるよう、感染予防の啓発活動を行ってまいります。

【検査の実施と結果】
日     程:令和2年(2020年)6月29日(月)~7月3日(金)
検査内容   :抗体検査試薬キットを用いた血中IgG抗体検査
対     象:大阪狭山市民
検査人数   :278人
       (応募者1875人から300人を無作為に抽出、
        そのうち実際に検査を受けた人数)
陽性判定   :2人(過去に新型コロナウイルスに感染した人)
IgG抗体保有率:0.72%
概     評:総検査数が少ないため、抗体保有率には
       ある程度誤差が生じやすくなっていますが、
       大阪狭山市民の大半の人が
       抗体を保有していないという結果が出ました。
       なお、検査を受けた方には個別に結果を通知しています。

【"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト】
近畿大学は、令和2年(2020年)5月15日から「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」を始動させました。これは、世界で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症について、医学から芸術までの研究分野を網羅する総合大学と附属学校等の力を結集し、全教職員から関連研究や支援活動の企画提案を募って実施する全学横断プロジェクトです。72件の企画提案が採択され、今後、約1億3千万円の研究費をかけて取り組みます。この調査は、本プロジェクトの一環として他の研究に先駆けて実施しました。

【関連リンク】
近畿大学病院
https://www.med.kindai.ac.jp/