「9月入学・始業」賛成47.8%反対18.4% 子供の年齢が高いほど親の“反対”高く
-新型コロナウイルス関連クイック調査-
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、新型コロナウイルスが消費者の行動や意識に与える影響を把握することを目的として、「新型コロナウイルス生活影響度調査」を継続的に実施していますが、このたび、導入が検討・議論されている「9月入学・始業」に対する生活者の意識について、クイック調査を実施しました。
◆これまでの新型コロナウイルス生活影響度調査(第1~3回目)の結果はこちら
→https://www.cross-m.co.jp/report/health/
■調査結果 (一部先行公開)
9月入学・始業に対して「賛成」が47.8%、「反対」が18.4%という結果に。
男女別、子あり/子なし別にはあまり差が見られない。幼児(3~6歳)から中学生の子供を持つ人では半数以上が賛成、子供の年齢が高くなるにつれ反対の人が多くなる。 <図1>
「賛成」意見としては、国際標準である、受験シーズンをずらせる等、この機に変えた方がよいという意見、及び、休業中の遅れを無理せず取り戻せるなどの意見が見られる。「反対」意見としては、混乱期に更なる混乱を招くのではという懸念、必要性に対する疑問、これ以上休業することへの反対などが挙げられている。
賛成意見、反対意見を具体的に見たものが<図2>
「9月始業」と聞いたときに、8月まで休業で9月から再スタートととらえるのか、教育は再開しながら詰め込みなどの無理をせずに、来年9月までを一区切りで考えるととらえるのかによって、賛成・反対に影響があるように思われる。
<図2>賛否の理由
■賛成意見
この機に変えるとよい
・グローバル標準にあわせる良い機会であるから(50代男性/子なし)
・雪の影響、インフルエンザ等による今の受験スケジュールに不満がある(40代男性/高校生の子あり)
遅れを無理せず取り戻せる
・コロナの影響で始業が遅れている分を無理やり取り戻すよりいい(40代男性/小学生の子あり)
・勉強不足の状態で、来春受験にいどめない(40代女性/中学生の子あり)
・夏休みがなくなって詰め込みよりはマシ(20代男性/子なし)
準備ができる
・9月ならいろいろな面でオンライン授業などの設備も間に合いそう(40代女性/小学生の子あり)
・今安定して再開できるとは思えず、9月始業となれば気持ちに余裕が持てる(40代女性/高校生の子あり)
格差解消
・地域の格差がなくなりよいと思う(60代女性/社会人の子あり)
・子供の休学が続いて学力の差がついてしまうから(60代女性/子あり)
■反対意見
混乱を招く・どさくさに紛れて行うべきではない
・現状の対応にすら手間取っているのに、長年取り組まなかったことに今取り組めるのか疑問(30代男性/小学生子あり)
・どさくさ紛れに準備も満足にできずに実施すれば当事者の先生や子供に負担がかかる(60代男性/子あり)
社会全体に影響
・日本の年度制のシステムが根本から崩される恐れがある(40代男性/子なし)
必要性がない
・100年続いてきた流れを一過性の要因で変えて良いのだろうか(50代男性/子なし)
・海外に合わせて変える必要はない(40代女性/中学生・高校生の子あり)
・日本の卒業・入学と桜はセット(30代男性/幼児(3~6歳)の子あり)
9月まで延ばすことに疑問
・半年待機に子供も親も耐えられない(30代男性/小学生の子あり)
・9月以降にコロナがなくなるとは限らない(50代男性/小学生・中学生の子あり)
・リモート学習を推奨した方が効率的(30代男性/子なし)
■調査項目
□現在政府で検討されている学校の「9月入学・始業」について気持ちに最もあてはまるもの
□賛否の理由
*賛否は7段階で聴取している。詳細データが必要な場合はお問合せください。
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 :2020年5月4日(月)
有効回答数 : 本調査1,472サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
【会社概要】
会社名 : 株式会社クロス・マーケティング http://www.cross-m.co.jp/
所在地 : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
設立 : 2003年4月1日
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
事業内容: マーケティングリサーチ事業
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広報担当 : マーケティング部
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E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp
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